テキスタイルメーカーのやまぎんとオーパは、協業で取り組む「サステナブルプロジェクト」の一環でファッションを学ぶ学生を対象にしたデザインコンペティションを開催した。グランプリ受賞作品は、オーパ、ビブレ、フォーラスの一部店舗のインフォメーションセンターで働く従業員の制服に採用する。
オーパ、ビブレ、フォーラスの顧客および従業員から投票を募った結果、横浜fカレッジ在学中の長沼綺星さんがグランプリを受賞した。制服はやまぎんが開発した機能性素材「ゼロテックス(ZERO-TEX)」を使用。長沼さんは、横浜の海をイメージしたブルーと、側面に入れたプリーツやベルトでスタイルアップがかなうデザインにこだわったという。
やまぎんとオーパは、2023年4月から「サステナブルプロジェクト」として、「ゼロテックス」を使用した制服の導入を進める。「ゼロテックス」は、製造工程における二酸化炭素排出量や水使用量を最小限にとどめた機能素材で、医療現場などにも耐えうる耐久はっ水性、通気性、透湿性が特徴。着用後の制服はやまぎん子会社のバイオテックワークスエイチツーが回収し、ガス化炉を使用して再生可能エネルギーへと変換する予定だ。