ユニクロは9月15日、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)によるウィメンズの新ライン「ユニクロ:シー(UNIQLO : C)」を発売した。当日朝、東京・銀座のユニクロ トウキョウを訪れると、10時前後から整理券を配布。11時のオープン直前には20人ほどが入り口前で列を作った。「+J」発売時のような大きな混乱はなく、集まった客は思い思いに買い物を楽しんだようだ。
朝、整理券配布の列にいたのは、30代前後と見られる女性客が主。「クレア・ワイト・ケラーのことは特に知らないが、ユニクロのアプリやSNSを見て、かわいい商品だなと思って買いに来た」「ユニクロでは『+J』などのコラボ商品に注目してきた」という声が中心だ。列の先頭にいた数人は、「今日は仕事を休んできた」という。先日発売された、「ユニクロ アンド マメ クロゴウチ (UNIQLO AND MAME KUROGOUCHI)」のドレスを着用した客の姿も。
多くはないが、列の中には男性客もちらほら。「ウィメンズのみのコレクションだということは知っているが、“パフテック”のブルゾンなどは、僕にもいいんじゃないかと思って」と男子大学生。直近ではKAWSとコラボした「UT」などを購入済みという。
オープン後も特に混乱はなく、客は皆目当ての商品を吟味。ユニクロ トウキョウ店頭の昼時点のアナウンスでは、発売当日は整理券配布を続けるということだった。
買い物を終えて出てきた客に声をかけると、朝の列の中にいた女性はトレンチコート(1万2900円)、ハーフジップのニット(4990円)とミニスカート(2990円)のセットアップを購入。「今日は夜勤明けでそのまま買い物に来た」のだという。ハーフジップのニット(4990円)とコーデュロイのワイドパンツ(4990円)、レースアップブーツ(5990円)を購入したのは、男子大学生(朝の列で声を掛けた男子大学生とは別)。「自分は腰回りが細めの体形なので、ウィメンズのパンツも入った」。
朝の行列の先頭集団にいた女性は、ニット素材やラップタイプなど、ドレスを4点(各4990〜5990円)購入した。朝の時点では「ウールのラップコートも気になる」と話していたが、「アウターは家にたくさんあるので、やはり見送った。『+J』と比べると、やや素材の質は落ちるのかなという印象」「自分と似た体形や肌色タイプのスタッフがライブ配信などで着こなしを紹介してくれているので、商品やサイズ選びはスムーズだった」と話した。