「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」は、シャーロット・ワーナー(Charlotte Werner)最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。後任は未定。
ワーナーCEOは、フランスのエセック・ビジネススクール(ESSEC Business School)を卒業後、2008年に大手コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKINSEY & CO.)に入社。ラグジュアリーグッズやファッション、消費財に関するマーケティングや事業戦略の策定に携わった。15年にルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)に加わり、ウィメンズのレザーグッズ・コレクション・マネージャーなどを務めた。20年7月に現職に就任した。
04年創業のメゾン ヴァリ(MAISON VALLI)が運営する「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」は、デザイナーのジャンバティスタ・ヴァリによるオートクチュールおよびプレタポルテを展開。17年に、ケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼CEOの一族の投資会社であるアルテミス(ARTEMIS)が少数株式を取得し、21年には過半数株式を取得して傘下に収めている。