パリ発−ロレアルの12月31日終了の2012年度通期決算は増収増益だった。売上高は対前年比110.4%の224億6000万ユーロ(約2兆8299 億6000万円)、営業利益は同112.3%の37億ユーロ(約4662 億円)、純利益は同117.6%の28億7000万ユーロ(約3616億2000万円)。
ジャンポール・アゴン会長兼最高経営責任者(CEO)は「12年度はアジアがロレアル全体の地域別売上高シェアナンバーワンになり、収益率やキャッシュフローも記録的な伸びを示し、素晴らしい1年だった」と語った。化粧品市場全体の伸び率について、アゴンCEO は「12年度は、対前年比104.6%程度で着地するだろう。13年度もおよそ同じくらいの成長率となるのではないか」とコメント。
また同時に発表された12年12月31日終了の12年度第4四半期決算の売上高は、対前年同期比109%の57億3000万ユーロ(約7219 億8000万円)と増収だった。地域別売上高の伸び率は、北米が同114.8%と好調に推移。部門別売上高の伸び率は、リュクス部門が同112.3%と、当初の予想は下回ったものの2ケタの伸びを記録した。