ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)のヨガウエアレーベル「トゥー ユナイテッドアローズ(TO UNITED ARROWS)」はこのほど、1日限定の大型ポップアップイベントを東京・青山の貸しスペースライトボックススタジオ(LIGHT BOX STUDIO)で開催した。「地球も私たちも健康に」というブランドコンセプトに通ずるフードや物販など計6社が出店し、多くの来場者で賑わった。
2021-22年秋冬シーズンにデビューした同ブランドは、同社のポートフォリオの中でも「ウェルネスにまつわる発信拠点」としての役割を担う。過去には取り扱い店舗の「ユナイテッドアローズ」原宿店や、湘南の「カリフォルニアジェネラルストア(CALIFORNIA GENERAL STORE)」などで、アンバサダー講師によるヨガ教室などを定期的に開催してきたが、外部でのイベント開催は今回が初めて。さまざまなコンテンツをそろえることで既存顧客以外へのアプローチを狙った。
会場1階には、古着屋の「デプト」やビーガンケータリング専門店の「サンペダル(SUNPEDAL)」、神奈川・相模原市の相模湖近くで月に1度だけオープンするヴィーガンとグルテンフリーの菓子店「ツムギ(tsumugi)」によるフードや物販のほか、東京・経堂に拠点をおく「はなまる整骨院」による整体サービスが受けられるコーナーなどを設けた。
2階ではアンバサダー講師によるヨガ教室を数回に分けて終日開催した。初回は、「トゥー ユナイテッドアローズ」ディレクターで、学生時代からヨガを生活に取り入れている浅子智美が初めて講師を務め、参加者と交流を深めた。イベント最後には、クリンスイと、デプトカンパニー代表でアクティビストのeriによるトークショーで国内の水資源の現状や水とファッション産業のつながりをテーマに語った。
浅子ディレクターは、「『トゥー』はスタート当初から、人同士や、人と環境問題といったつながりを作るきっかけになるブランドにしたいという思いがあった。今回あえてヨガに限らなかったのは、ブランドを知らない人たちでもさまざまなチャネルから知ってもらいたいと思ったからだ」といい、今回のイベントを機に継続的に開催していきたいとビジョンを語った。