「レブロン(REVLON)」の2013年12月31日終了の13年度第4四半期決算は増収減益だった。売上高は対前年同期比128%の4億9100万ドル(約495億9100万円)、純損失は3310万ドル(約33億4300万円)だった。13年10月にコロマー社を買収したことが増収に寄与。一方で赤字の要因については、「中国市場からの撤退が影響した。しかし、通年では1100万ドル(約11億1100万円)の費用削減につながる見通しだ」と発表した。
13年度の通期決算も同様に中国市場からの撤退が響き、増収減益だった。売上高は対前年比107%の14億9000万ドル(約1504億9000万円)、純損失は580万ドル(約5億8500億円)だった。部門別売上高をみると、コンシューマー部門は同98.7%の13億8000万ドル(約1393億8000万円)。コロマー社買収によるプロフェショナル部門の売上高は、同1億1680万ドル(約169億9600万円)だった。プロフェッショナル部門の売上高には、レブロン プロフェッショナルのヘアケア、ネイルケアブランドのCND、アメリカン クルーのメンズグルーミングなどが計上されている。
13年11月に就任後、初の業績発表に臨んだロレンツォ・デルパニ=レブロン プレジデント兼最高経営責任者は「レブロンとコロマーを単純合算すると、売上高は約19億ドル(約1919億円)。両社が一体となったことで、15年度中に3000 〜3500万ドル(約30億3000万〜35億3500万円)の経費削減を見込んでいる。まずは年商20億ドル(約2020億円)を目指す」と語った。