ファッション

ファンケルが14年4月に分社化、化粧品と健康食品部門を子会社に

 ファンケルは2014年4月1日付けで、簡易新設分割により化粧品部門及び健康食品部門を会社分割し、「ファンケル化粧品」「ファンケルヘルスサイエンス」を設立する。新設する2社は、親会社であるファンケルに対してそれぞれ普通株式1万株を発行し、その全てを同社に割り当てる。

 ファンケルは近年、化粧品事業のリブランディングを始め、企業及びブランド価値の向上に取り組んできた。13年は迅速な意思決定と業務執行のため、3月1日付で本部・事業部制を廃止。事業ごとの責任を明確にするカンパニー制に移行した。このたびの会社分割はこの意向をさらに強めるものとなる。

 分割する部門のそれぞれの2013年3月期売上高は、化粧品事業が329億8800万円、健康食品事業が278億1300万円。今後は持株会社制のもとで、事業ごとの専門性や自立性を高めるとともに、コーポレート・ガバナンスを強化していく。これにともない店舗体制の見直しも図る。

 なお同日付で、ファンケル化粧品の社長には山岡 万佑子・ファンケル取締役専務執行役員兼ビューティカンパニー カンパニー長が就任。ファンケルヘルスサイエンスの社長には田多井毅・代表取締役副社長執行役員兼ヘルスカンパニー カンパニー長が就任する。分割により新設される2社はファンケルの100%子会社となるため、連結業績に直接的な影響はない見通し。

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