「イプサ」は9月4日、一人一人の素肌に最適な1本が見つかる化粧液「ME(メタボライザー)」を刷新する。肌測定データの解析によって素肌の型を17に分類し、既存の5製品はそのままに、12製品をリニューアルする。化粧液1本の量は、素肌が生まれ変わるという約6週間のサイクルに合わせ、使い切ったころにはハリと透明感に満ち溢れた"細胞パンパン肌"が手に入る。
1987年に誕生した「ME」は、化粧水と乳液の機能を凝縮した"化粧液"というコンセプトを守りながらも改良を重ね、これまで7回リニューアルしている。累計販売個数は700万個を超えるロングセラー製品だ。素肌には本来、美しくなろうとする力が備わり、その力を引き出すことが一人一人にとって最も美しい肌状態を得られると考えた同社は、「肌の生まれ変わりのリズム」に着目。肌測定器「イプサライザー」で蓄積した100万人の肌データをもとに、生まれ持った肌の「先天性肌質」と、これまでの生活習慣などにより蓄積された肌ダメージの「後天的肌状態」を掛け合わせて17の素肌型を導きだした。素肌型に合わせて設計した17本のMEは、既存製品である「プレミアムライン MEセラム」の3種と、「ME センシティブ」の2 種はそのままに、「ME レギュラー」「ME エクストラ」「ME スーペリアe」からそれぞれ4種をリニューアルする。「ME」を開発するにあたり、17の素肌型には17種の処方が必要であり、1処方に1人の研究員が携わった。「ME レギュラー 1 」を開発した遠山麻衣・研究員は「きのうとは違う、肌の柔らかさともちもちさを感じてもらえると思う」と自信を見せた。
今回、新たに保湿成分の「アルゲミナEX」を配合。紫外線などの外的ダメージによって活性化する「A−M酵素(アンチメタボリズム酵素)」を抑制し、肌の生まれ変わるリズムを正常に保つ。また、3種類の海藻から抽出した美容成分「海藻エキス」が、肌に潤いをとどめ、肌荒れを防いでキメを整える。
6月11日に行われた新製品発表会では、弘永泰子ブランドマーケティングが、「一人一人の肌の個性に向き合い、新しい『ME』でその人の美しさを引き出したい」と意気込んだ。