ファッション

ヤラ・シャヒディ、2023年WIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞」を受賞

マックスマーラ(MAX MARA)」と、映画業界における女性の地位向上を支援する非営利団体ウィメン・イン・フィルム(Women in Film以下、WIF)は、2023年度のWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード(Max Mara Face of the Future Award)」の受賞者に、女優のヤラ・シャヒディ(Yara Shahidi)を選出した。11月30日に米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催する、23年WIFオナーズ(2023 WIF Honors)で賞を授与する予定。

シャヒディは、00年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。イラン系アメリカ人の父と、アフリカ系アメリカ人とネイティブアメリカンの血を引く母を持ち、マルチカルチャーな環境で育った。子役としてキャリアをスタートし、エミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされたドラマシリーズ「ブラッキッシュ(Black-ish)」で注目を集め、そのスピンオフである「グロウニッシュ(Grown-ish)」の主演とエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。最近では、ディズニーによる実写版「ピーター・パン&ウェンディ(Peter Pan & Wendy)」や、アップル(APPLE)の配信サービスApple TV+での「エクストラポレーションズ(Extrapolations)」などに出演し、活躍の場を広げている。

シャヒディは、ショービジネス界で活躍すると同時に、社会活動家としての顔も持つ。16年には、米「タイム(TIME)」誌が選ぶ“最も影響力のあるティーン30人(The 30 Most Influential Teens of 2016)”に選ばれた。また、バラク・オバマ(Barack Obama)元米大統領夫妻に感銘を受け、18年には若者に政治参加を呼びかける団体ウィー・ヴォート・ネクスト(We Vote Next、設立当初はEighteen x 18)を設立するなど、Z世代の政治的ムーブメントを先導する一人だ。なお、シャヒディは21日に開催される「マックスマーラ」24年春夏コレクションのショーにも出席する。

マリア・ジュリア・プレツィオーソ・マラモッティ(Maria Giulia Prezioso Maramotti)「マックスマーラ」グローバル・ブランド・アンバサダーは、「ヤラのさまざまな分野での素晴らしい活躍は、私たちに多大なるインスピレーションを与えてくれる。才能のあるアーティストであると同時に、起業家や社会活動家としても成功を収めているヤラを祝福することができ、ブランドとしてとても光栄に思っている。彼女は、私たちのコミュニティーに属する全ての女性にメッセージを届ける、比類のないアンバサダーだ」と語った。

カーステン・シャファー(Kirsten Schaffer)WIF最高経営責任者は、「ヤラは23歳という若さですでにスタイルアイコンとしての立場を確立しているだけでなく、素晴らしく才能のある女優およびプロデューサーであり、エンターテインメント業界の内外で公平を求める活動家でもある。社会をよりよい場所にするべく継続的に活動し、若者世代を率いていくために必要なリーダーシップをいかんなく発揮しているヤラは、これまでの受賞者のリストに連なるにふさわしい存在だと確信している」と述べた。

ウィメン・イン・フィルムは1973年の創設で、今年50周年を迎えた。また、今回で第18回目となるWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー・アワード」は、2006年に「ウィメン・イン・フィルム クリスタル+ルーシー賞(WIF Crystal + Lucy Awards)」の1つとして発足。映画やテレビ業界で活躍し、業界や一般社会に貢献した、独自のスタイルを持つ女優に授与されている。過去には、ジェンマ・チャン(Gemma Chan)、エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)、ローズ・バーン(Rose Byrne)、クロエ・グレース・モレッツ(Chloe Grace Moretz)、ケイティ・ホームズ(Katie Holmes)、ゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)、エミリー・ブラント(Emily Blunt)、マリア・ベロ(Maria Bello)、リリ・ラインハート(Lili Reinhart)らが受賞している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。