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「雪肌精」グローバルカウンターがオープン 第1号はあべのハルカス近鉄本店

 コーセーは4月13日、「雪肌精」の単独カウンター「雪肌精グローバルカウンター」第1号を大阪・あべのハルカス近鉄本店2階の化粧品売り場にオープンした。17年度中に国内で10店舗を目指す。

 「雪肌精グローバルカウンター」の導入について、コーセーの才内悦史・西日本百貨店支店 支店長は、「『雪肌精』は認知力の高いブランドだが、『なぜ百貨店にないのか』『カウンターでカウンセリングを受けて購入したい』というお客さまの声も多く、そういったニーズに応えなければいけないと感じていた。百貨店ではカウンセリング以外にも、限定キットの発売や百貨店カウンターでしか購入できない専用製品の検討など、さらなるお客さまの満足を目指したい」と意気込む。

 「雪肌精」は、日本ではドラッグストアなどセルフ型ショップで販売しているが、海外では百貨店でカウンセリングを行い販売している。こうした国内外で異なるブランド価値をなくし、世界統一でのブランド価値作りを行う取り組みの一つとして百貨店化粧品フロアでの新カウンター設置にも至った。近鉄百貨店の花川京子・営業統括本部 店舗シーリング・MD政策部(婦人洋品担当)課長は、「『雪肌精』がドラッグストアだけでなく、百貨店でも購入できるというのはお客さまにとっても新鮮。3月に発売したオールインワンジェル『ハーバル ジェル』や、『ホワイト BB クリーム』などアイテムのバリエーションも増え、あらゆる訴求ができる。例えば、オールインワンジェルはOLなど働く女性に、BBクリームを薄付きメイクの提案として若年層に訴求するなど。価格帯も手に取りやすく、幅広い層を取り込めると期待している」と話す。これまで、あべのハルカス近鉄本店での新ブランド導入時は、オープン時やオープンを祝っての告知が多かった。しかし、今回はオープン前から電車広告や顧客へのDM送付、サンプルの配布、コンコースでのコルトン広告など事前告知に注力し、オープン時にはお客が知っている状態に持っていくなど、その期待の高さがうかがえる。

 新カウンターは「和モダン」をテーマに、世界的建築家の隈研吾がデザイン。広さは25㎡で、木材をふんだんに使い、桐と和紙を想起させる素材を組み合わせて「雪肌精」の世界観を発信する。内照式の台では、ブランドの特徴である「内側からの透明感」を表現し、柔らかい光が温もりを感じさせる。カウンターには、店頭施術用美容機器「アイエムキューブ(I MCUBE)」を3台設置し、「アイエムキューブ」のイオンスチーマーでお客の肌コンディションを整えて「雪肌精」の良さを最大限に感じてもらう。また、エステルームも設置し、美白シリーズ「雪肌精 シュープレム」を使用したアロマリラクゼーションマッサージ(40分)をサービスで行う。

 あべのハルカス近鉄本店ではこの日、「雪肌精」の隣に「アディクション」もオープン。メイクブランドを増やし、若年層の客数増加を目指す。秋には化粧品フロアの改装も予定している。

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中出若菜

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