この連載は週に一度、「WWDJAPAN Digital」に掲載した記事の中から、編集部の記者が独自のテーマで記事をピックアップし、コメント付きで紹介する。
今週のテーマは「若手社員に読んでほしい記事3選」。ケリング(KERING)が米タレントエージェンシーの過半数株式を取得したニュースとリシュモンがフレグランス事業の新部門を設立しそのトップにフィルメニッヒの元CEOが就任したニュース、そして大量廃棄の現実をリポートしたコラムの3つの記事をセレクトした。若手社員の皆さんはもちろん、キャリアを重ねた皆さんにもぜひ読んでもらいたい。ニュースの読み方を知るとともに、ビジネス会話のヒントになれば幸いだ。
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選者:井口恭子記者
幼少期をロンドンで過ごす。大学卒業後は外資系証券会社のリサーチ部門に勤務。否応なく数字漬けの日々を経て、長年の数学嫌いをほんの少し克服した。子どもの頃から活字中毒だったため、20代後半から翻訳の道に進む。主に金融やIT関連の翻訳を行う一方で、海外ドラマや洋楽番組の字幕制作も経験。LGBTQアライ。夢は南の島かロンドンで隠居すること。2018年から「WWDジャパン」編集部で翻訳を手掛けている
【記事1】
「グッチ」親会社ケリングの会長兼CEO、米タレントエージェンシーの過半数株式を取得
「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などを擁するケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、一族の投資会社であるアルテミス(ARTEMIS)を通じ、米タレントエージェンシーのクリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー(CREATIVE ARTISTS AGENCY以下、CAA)の過半数株式を取得した。取引額は非公開。(全文はこちら)
【記者のコメント】
一族の投資会社を通じての株式取得とはいえ、ラグジュアリー企業の投資先としてタレントエージェンシーというのはあまり類を見ない。傘下ブランドへのアンバサダー就任を容易にするためかと思いきや、情報筋によれば戦略的投資の一環だという。昨今のラグジュアリーブランドはカルチャーとの結び付きを強めていることもあり、取引の目的や今後の動きに注目したい。
【記事2】
リシュモン、フレグランス部門新設 トップにフィルメニッヒ元CEO
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