米「WWD」が情報筋の話として報じたところによれば、キム・ジョーンズ(Kim Jones)「フェンディ(FENDI)」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターは、デザイナーのステファノ・ピラーティ(Stafano Pilati)とのコラボレーションを検討しており、早ければ11月にも発表する可能性があるという。
ピラーティは、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」「プラダ(PRADA)」「ミュウミュウ(MIU MIU)」などで経験を積んだ後、2000年に「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT、現サンローラン)」に加わり、ウエアやアクセサリーのデザインを担当。同ブランドを率いていたトム・フォード(Tom Ford)の後任として、04年から12年までクリエイティブ・ディレクターを務めた。13年1月には、「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA、現ゼニア)」のヘッド・デザイナーおよび「アニオナ(AGNONA)」クリエイティブ・ディレクターに就任。しかし、15年に「アニオナ」を、16年に「ゼニア」を離れた。その後、18年に自身のブランド「ランダム アイデンティティーズ(RANDOM IDENTITIES)」を設立。20年から休止していたが、22年秋にリブートした。直近では、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)を新メンズ・クリエイティブ・ディレクターに迎えた「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の24年春夏メンズ・コレクションのショーで、モデルとしてランウエイに登場した。
キムは、20年に「フェンディ」のオートクチュールおよびウィメンズウエアのアーティスティック・ディレクターに就任。同ブランドでは、21年に「ヴェルサーチェ(VERSACE)」と協業した「フェンダーチェ(FENDACE)」コレクションを発表。22年には、アイコニックなバッグ“バゲット(Baguette)”の25周年を記念した「ティファニー(TIFFANY & CO.)」とのコラボバッグのほか、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)とタッグを組んだカプセルコレクション“フェンディ バイ マーク ジェイコブス(FENDI BY MARC JACOBS)”を披露している。