良品計画の「無印良品」は今秋、銀座と新宿の店舗をリニューアルする。世界旗艦店として2019年に開業した「無印良品 銀座」は9月29日にリニューアルオープン。また、08年に開業して21年に刷新していた「MUJI新宿」は、「無印良品 新宿靖国通り」に名称変更して10月13日にリニューアルオープンする。
銀座は開業から4年半、新宿は前回の大規模リニューアルから2年と、どちらも短期間での再リニューアルとなる。「無印良品」は現在“第2創業”という位置づけで、衣料品などを大改革中。旗艦店のあり方も模索中のようだ。
「無印良品 銀座」のリニューアルでは、衣食住の中でも特に“食”にフォーカスする。食品とキッチン用品主軸のMDに変更すると共に、地下1階で運営するMUJI Dinerを一新し、1階ベーカリーもメニューを刷新。ソムリエ在籍のワイン売り場や、生ハムやチーズなど、チルド食品売り場も新設する。
「無印良品 新宿靖国通り」は、初の衣服特価型店舗にリニューアルする。徒歩3分の距離にあり、9月15日にリニューアルオープンしていた「無印良品 新宿通り」は生活雑貨と食品に特化しており、地域内でのMDのすみ分けをより明確にする。「無印良品 新宿靖国通り」では、フィッティングルーム貸し切りサービスや、スタイリング相談、パーソナルカラー診断など、専門スタッフによる接客も充実する。また、リニューアル前から扱っていたリメイク商品「ReMUJI」も、改めて最大規模で品ぞろえする。