ファッション
連載 本明秀文のノットスニーカーライフ

アトモス創業者・本明秀文の“ノット”スニーカーライフ「サヨナラコロナバブル」

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アトモスの創業者・本明秀文さんの独自の目線と経験から、商売のヒントを探る連載。コロナ禍で想像を上回るお金が世界中に溢れたことは、この連載でも何度も話題に取り上げてきた。実はスニーカー業界やラグジュアリー業界などは、少なからずその恩恵を受けている。だが、今コロナ禍のツケを支払うように、給料を上回る勢いで物価は上がり、売り上げは低迷。業界全体に不穏な空気が流れている。今回は、最近の市場の動向についての考察。コロナバブルの崩壊で、改めて気付くこと。(この記事は「WWDJAPAN」2023年9月25日号からの抜粋です)

本明秀文・アトモス創業者(以下、本明):ラグジュアリーブランドの株価が軒並み下落している。LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンも4月に時価総額が5000億ドル(約67兆円)を超えたと話題になったけど、そこから20%近く落とした。ケリングもリシュモンも同じ。これは、中国経済が失速したのが大きい。日本の“失われた30 年”に重ねて、中国経済も長期停滞に陥る可能性があると言われてきたけど、少子化や不動産バブルの崩壊で、いよいよ中国の「日本化(ジャパナイゼーション)」が現実味を帯びてきた。

――スニーカーだけじゃなく、全てのファッションが中国経済に左右されますね。

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