J.フロント リテイリングは9月27日、株式の49%を保有する持分法適用関連子会社で、雑貨ショップ「プラザ(PLAZA)」を運営するスタリングライフ・ホールディングス(以下、SLH)の株式を譲渡すると発表した。Jフロントは所有する持ち分のうち約半分をスタイリングライフに、残りをSLHが今年7月に設立したファンドに売却する。売却額は非公表。なおSLHはTBSホールディングスが51%を保有している。
Jフロントは、2011年にSLHを持分法適用会社としてグループに加えて以降、傘下の大丸松坂屋百貨店やファッションビルのパルコなどへの出店、台湾への共同展開などを行ってきたが、思うような成果を出せなかった。SLHの23年3月期の業績は、売上高が475億円、営業利益が26億円、純利益が17億円。純資産233億円に対し、総資産は343億円だった。