ファッション

「マックスマーラ」は無骨なワークウエアとエレガンスを両立 逞しい女性の生き様に着想

マックスマーラ(MAX MARA)」の2024年春夏コレクションは、戦時中の1940年代のイギリスで“ウィメンズ・ランド・アーミー”と呼ばれた女性たちからストーリーを紡いだ。出兵中の男性に代わって自分たちの手で畑を耕し国を支えるために団結した彼女たちの姿をヒントに、どんな状況下でも逞しく生きるエンパワリングな女性像を描いた。

コレクションの中心となったのは、ジョッパーやオールインワン、トレンチコートやハンティングジャケットといったミリタリーウエアだ。無骨な素材感のワークジャケットはダーツを入れて丸みのあるシルエットを生み出す。正面に大きなポケットをあしらったエプロンドレスは体のラインをなぞるシルエットで、オールインワンや大きなパッチポケットをあしらったノッチドラペルのジャケットのインナーには光沢のあるブラウスを組み合わせることでエレガンスを両立させる。足元は、チャンキーヒールのストラップサンダルを組み合わせた。

ネイビーから始まり、ラベンダーやグリーンと鮮やかに展開したカラーパレットは、ガーデニングが趣味のイアン・グリフィス(Ian Griffiths)クリエイティブ・ディレクターの自身の庭からインスピレーションが沸いたものだという。1944年に“ウィメンズ・ランド・アーミー”の姿を綴ったイギリスの詩人、ヴィタ・サックヴィル=ウェスト(Vita Sackville-West)の庭に着想を得たフラワー柄は、ブラックやベージュの落ち着いたカラーでシフォンドレスやコートの裏地にあしらい、コレクションにアクセントを加えた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。