ファッション

「マックスマーラ」は無骨なワークウエアとエレガンスを両立 逞しい女性の生き様に着想

マックスマーラ(MAX MARA)」の2024年春夏コレクションは、戦時中の1940年代のイギリスで“ウィメンズ・ランド・アーミー”と呼ばれた女性たちからストーリーを紡いだ。出兵中の男性に代わって自分たちの手で畑を耕し国を支えるために団結した彼女たちの姿をヒントに、どんな状況下でも逞しく生きるエンパワリングな女性像を描いた。

コレクションの中心となったのは、ジョッパーやオールインワン、トレンチコートやハンティングジャケットといったミリタリーウエアだ。無骨な素材感のワークジャケットはダーツを入れて丸みのあるシルエットを生み出す。正面に大きなポケットをあしらったエプロンドレスは体のラインをなぞるシルエットで、オールインワンや大きなパッチポケットをあしらったノッチドラペルのジャケットのインナーには光沢のあるブラウスを組み合わせることでエレガンスを両立させる。足元は、チャンキーヒールのストラップサンダルを組み合わせた。

ネイビーから始まり、ラベンダーやグリーンと鮮やかに展開したカラーパレットは、ガーデニングが趣味のイアン・グリフィス(Ian Griffiths)クリエイティブ・ディレクターの自身の庭からインスピレーションが沸いたものだという。1944年に“ウィメンズ・ランド・アーミー”の姿を綴ったイギリスの詩人、ヴィタ・サックヴィル=ウェスト(Vita Sackville-West)の庭に着想を得たフラワー柄は、ブラックやベージュの落ち着いたカラーでシフォンドレスやコートの裏地にあしらい、コレクションにアクセントを加えた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。