クラシック音楽をもとに、その曲をイメージした香りを作るニッチフレグランスブランドの「ラニュイ パルファン(LA NUIT PARFUM)」は、作曲家ラフマニノフの生誕150周年を記念し、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」をイメージした香水を作成した。10月12〜17日に、伊勢丹新宿本店6階で開催される「サロン ド パルファン 2023」で先行販売し、11月1日からブランドの公式ECなどでも販売する。
「ピアノ協奏曲第3番」は「ラフマニノフが米国ツアー用に作曲し、40分と長大で、ラフマニノフらしい甘い旋律と超絶技巧の限りを尽くしたゴージャスな逸曲」(発表リリースから)だという。同曲を得意としたピアニスト、ホロヴィッツによる録音を調香師の沙里が聴き、そのイメージを「オードパルファンに編曲」した。華やかな2種のローズとジャスミン、洗練されたロータス、ノスタルジックなオスマンサスなどで、「ラフマニノフの情景や望郷を表現」しているという。
オードパルファンは30ミリリットルで1万9800円、初回生産分限定で、ピアニスト牛田智大による解説を付録として付ける。「ラニュイ パルファン」は「サロン ド パルファン 2023」で、ほかにスクリャービンの楽曲「炎へ向かって」をイメージしたオードパルファン(30ミリリットル、1万3750円)や、ラヴェルの楽曲「夜のガスパール」のうちの「絞首台」をイメージしたキャンドル(3万5200円)なども販売する。
「サロン ド パルファン 2023」期間中には、フレグランススタイリスト岡部奈恵と組んだ寝香水についての無料セミナーや、調香師の沙里が香調について解説する無料セミナーも「ラニュイ パルファン」として行う。どちらも事前予約制。