ファッション

「ザ・ボディショップ」が日本上陸25周年を機に震災復興チャリティーを強化

 「ザ・ボディショップ」は、2011年の東日本大震災から継続している「サクラチャリティプロジェクト」を単発ではないビジネスモデルとして進化させる。岩手・宮城・福島の被災者にチャーム作りを依頼。チャーム売価から諸経費を除いた全額が、作り手の収入となり、うち一部が今後の日本で起こりうる災害の防災啓発活動に役立てられる。

 15年のチャリティーでは、創業25周年の特別企画として、「THE HOPE チャーム」を作成。チャームには、「人々、コミュニティ、地球の希望になる」の意を込め、15年3月1日〜12月31日の期間販売する。また2月20日〜「サクラシリーズEDT」と2種の「限定キット」をチャリティー付きで販売する他、店頭募金を実施する。

 年間を通じたチャリティーは�@被災地コミュニティに手仕事を依頼し、経済活動の支援を行う�A被災地住民の孤立防止�B震災風化防止、の3つを目的としている。被災地コミュニティの経済支援を行う第一歩として、岩手・宮城・福島の3県4団体と取引を実施。チャームは、仮設住宅等で制作し「ザ・ボディショップ」の店舗で販売する。販売金額から諸経費を差し引いた全額が、作り手の収入と防災啓発活動支援になる仕組みを作り、生産と仕入のサイクルを利用することで、継続的に被災者の経済活動を支援していく。

 また、ギフトに適しているチャームを作成することで、贈る人・贈られる人を通じて活動の輪を広げる。15年夏にはチャームのデザイン変更も予定していて、「作る・選ぶ・揃える」楽しみを提供し、被災地住民の直接支援に繋げる。年間の販売を通じて、各地域・コミュニティが抱える問題を継続的に発信していくことで、震災の風化防止・防災意識の向上を目指す。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。