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虎ノ門ヒルズ ステーションタワー公開 ビジネス街から商業・文化を発信

森ビルは2日、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(東京都港区)を6日の開業に先駆けて関係者に公開した。東京メトロ・日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅に直結し、オフィス、商業、文化施設などで構成する49階建ての高層ビル。ステーションタワーの開業によって、森タワー(14年開業)、ビジネスタワー(20年開業)、レジデンスタワー(22年開業)の4棟の高層ビルを中心にした虎ノ門ヒルズの開発が完了する。最先端の機能を持った世界的なビジネスセンターを目指す。

ステーションタワーの低層部(地下2階〜地上7階)は、約70店舗、約1万1200平方メートルの商業施設になる。テナントは飲食が中心で、6日から来年春にかけて区画ごとに段階的にオープンする。ファッションではベイクルーズによる大型複合セレクトショプ「セレクト バイ ベイクルーズ」(2・3階、2800平方メートル)が24年2月29日に開店する。

商業施設の6日開業時点では目玉は、虎ノ門ヒルズ駅の改札前に広がる食の集積「Tマーケット」。約3000平方メートルにカフェ、ダイニング、ブリュワー、バーラウンジなどの27店舗が入り、マーケットのようなにぎわいを作る。

上層部の45〜49階には情報発信拠点「TOKYO NODE」が入る。さまざまなイベントでの利用できるメインホールと3つのギャラリーで構成され、49階にはインフィニティプールのあるスカイガーデンを配した。中層階の11〜14階にはハイアットの運営による「ホテル虎ノ門ヒルズ」が12月6日に開業する。
ステーションタワーの開業によって虎ノ門ヒルズは、区域面積7.5ヘクタール、延べ床面積79万2000平方メートル、オフィス面積30万5000平方メートル、住戸数730戸、ホテル370室の規模になった。4棟のビルの低層部に入る商業施設は、全体で170店舗、2万6000平方メートルになる。

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