個性豊かな新ブランドが続々と台頭している。ここでヒットアイテムと共に紹介する5ブランドは、有名ブランドから独立したり、海外経験で磨いた新しい視点を持っていたりという経歴もさることながら、それ以上に、ストイック過ぎる世界観が魅力だ。デザイナーズブランドは“めんどくさい”くらいが面白い。(この記事は「WWDJAPAN」2023年10月2日号からの抜粋です)
「タム(TAMME)」
DESIGNER/玉田達也
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激情と鋭い美学が共存
現代のユニホーム
「サカイ(SACAI)」でメンズパタンナーを6年間務めた⽟⽥達也デザイナーが、2021-22年秋冬シーズンに立ち上げた。ミリタリーウエアをベースにしながら、着るほど感性にじわじわ響いてくるディテールの作り込みが武器だ。現在の卸先は35アカウントと堅調で、海外進出も視野に入れる。24年春夏シーズンでこだわったのは、プロダクトの先にあるニュアンス作り。生地のドレープや、ウエストの後ろを膨らませたバックコクーンシルエットなどで柔らかさを加えた。
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