スタイリングライフ・ホールディングスは10月6日、ライフスタイルストア「プラザ(PLAZA)」の新業態「プラザ ニューススタンド(PLAZA NEWSSTAND)」を赤坂Bizタワー1階にオープンした。売り場面積は約83平方メートル。「プラザ」の売れ筋の商品を中心に、店舗限定品などをラインアップする。化粧品カテゴリーが6〜7割を占め、食品・菓子や服飾雑貨など約1000アイテムを取り扱う。
「プラザ ニューススタンド」は、トレンド商品をそろえ、新しいブランドやサービスにタッチできる場所として展開。店内はニューヨークのメトロにあるキオスクから着想した。入り口扉にはプラザ初のシースルータイプの大型デジタルサイネージを設置する。同店を実験店舗として位置づけ、今後多店舗化や既存店へのサービス導入などを検討する。同社の株式を半数以上保有するTBSホールディングスとの取り組みも強めていく方針だ。
オープン時には、サイバーエージェントの研究開発組織と大阪大学大学院が2017年から共同研究する「自己推薦ロボット」の販売促進に関する実証実験を開始する。ロボット装置で商品を動かしながら音声で商品を伝える仕組みで、これまでは食品・菓子で検証してきた。同店では、これまで検証していない美容やヘルスケアカテゴリーの商品に効果が見込めるか検証する。オープンから1カ月は、花王の炭酸入浴剤「バブ」の入浴剤“あふれるのはきっと、お湯だけじゃない”で検証し、その後はシートマスクで検証する予定。
「プラザ」の平均売り場面積は約264〜330平方メートルで豊富な品ぞろえが特徴であるが、同店はコンパクトで厳選した商品が多い。そこで、プラザ初のサービスとして、プラザのECで注文した商品を同店で受け取ることができる“クリック アンド コレクト”を導入した。同サービスは赤坂店限定で展開する。
店内にはポップアップスペースを用意。商材に合わせて2週間〜1カ月ほどで入れ替えを行う。初回は、11月16日まで「ハリー・ポッター(Harry Potte)」と「キャス キッドソン(CATH KIDSTON)」がコラボしたアイテムを販売する。同コラボは日本初上陸で、同店限定商品となる。
プラザは約110店舗、ミニプラザは13店舗、プラザ アウトレットを6店舗を展開(23年6月時点)。9月には有楽町ルミネにプラザを出店した。