プロフェッショナル化粧品メーカーのアリミノは創業70周年を迎え、新たな試みとして、リテール向けのスカルプ&ヘアケアブランド「ミリア(miria)」を開発した。担当者は「これからさらに市場を広げていくためにも、同社としては初めてとなるリテール向けブランドを誕生させた。まずは、これまでも付き合いがあった伊勢丹新宿本店のビューティアポセカリーで5月28日から先行販売し、10月中旬以降、全国の百貨店でも展開していくつもりだ」と語る。
「ミリア」は、40代以上の敏感肌の女性をメーンターゲットとし、プレケア用のオイル、シャンプー(2種)、マスク(2種)、アフターケア用のスカルプエッセンスの計6アイテムをラインアップする。シャンプーとマスクは「ふんわり」と「しなやか」と2タイプあり、目指す仕上がりによって、選ぶことができる。日本古来の薬草や香りをベースにした「ジャパンハーバル」でリラックスしたバスタイムを演出する。
ブランド名の「ミリア」は英語の「無数・永遠の」を意味する「MYRIAD(ミリアッド)」に由来するのとともに、創業者である田尾有海(ありみ)の「ありみ」を逆さ読みにしたものだという。「創業者の思いを継承していきたいという考えもあり、ブランド名を『ミリア』にした。日本のメーカーとして、天然クレイや米ぬか、わさび、ぼたんなどの日本古来の成分にこだわって作った」。
今後のサロンへの導入に関しては、「どういった形になるかは分からないが、ゆくゆくは『ミリア』をサロン用にも拡大していければと考えている」とコメント。