日本フォーマル協会(JAFA)が主催する「第21回 ベストフォーマリスト」授賞式が11日、都内の明治記念館で行われ、女性部門を受賞した元卓球選手の石川佳純、男性部門受賞者の俳優・志尊淳がフォーマルウエア姿で登壇した。同賞はフォーマルウエアの普及を目的とし2000年よりスタート。「高い品格と将来性・話題性」があり、「フォーマルウエアをすてきに着こなせる」男女各1人を、著名人から選出・表彰している。新型コロナウイルスによって19年以降は中止されていたが、今年は4年ぶりに実施した。
石川と志尊は、特注のフォーマルウエアに身を包んだ。石川は、東京ソワールのシャンパンブルーのイブニングドレスで、光のシャワーをまとったようなグリッターが特徴。志尊は麻布テーラーのタキシードで、優れた伸縮性でシワの回復力に優れているという。
人生で初めてフォーマルウエアを着用した石川は「華やかなドレス初めてだからうれしいし、貴重な経験をさせていただきました。背筋がピンと伸びました」とにっこり。同賞受賞の知らせを聞いた時は「えっ私?」と驚いたが、「大変光栄です」と喜んだという。イブニングドレスについては「縦のラメがすごく美しくて華やか。そこが大好きです」とお気に入りポイントを紹介すると、志尊は「石川さんをテレビでずっと応援している立場だった。試合のときとはまったく違う石川さんで、ゴージャスでおきれいです」と称賛した。
シャープなスタイリングとなった志尊は、授賞式で石川をエスコート。「慣れていないので、これから私生活でもエスコートを心がけたい」とタジタジとなったが、石川は「エスコートされてすごくうれしかった。今日初めてお会いして、すごくかっこよくて光栄。タキシード姿はとてもかっこいいです!」と笑顔を浮かべた。また、「フォーマルウエアを着てどこに行ってみたいか?」と聞かれると、志尊が「ゆくゆくは自分の結婚式で着られたらいいな。でも、今のところまったく予定がない(笑)」とし、「それまでは授賞式を呼んでいただけるような人間になって、そこで披露したい」と話す場面もあった。