ランバン グループ傘下の「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」は、コロナ禍の痛手から復調している。日本市場はまだ回復途上ではあるものの2023年上半期は、グローバルの売上高が前年同期比22.4%増の3300万ユーロ(約52億1400万円)だった。4月から同ブランドの指揮を執るポール・コルヴァ(Paul Kotrba)暫定最高経営責任者(CEO)に話を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2023年10月9日号からの抜粋です)
WWDJAPAN(以下、WWD):「セルジオ ロッシ」の強みは?
ポール・コルヴァ(Paul Kotrba)暫定最高経営責任者(以下、コルヴァ暫定CEO):まずこの上半期にグループブランドの中で最も好成績を残せたことを誇りに思う。昨年以降コロナ禍からの回復の兆しは見えていたが、それを上回る数字が出せている。大きな強みの1つは、ブランドを誇りに思い、さらなる成長に向けて大胆にアクションを起こそうとするチームメンバーだ。日本チームもイタリア本社と良い連携が取れている。おかげで、グローバルの売上高における日本市場の割合は、本国のイタリアを超える約28%だ。もちろん素晴らしい商品は強みだが、一方でさまざまな市場で多くの商品を販売しているため、ブランディングのためにも商品を少し整理する必要性を感じた。2024年春夏の新作は、まさにブランドのヘリテージに立ち返ったコレクションだ。
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