カネボウ化粧品及びリサージ、エキップは、製造販売する美白製品のうち、「医薬部外品有効成分"ロドデノール"」を配合した製品8ブランド54製品について、肌がまだらに白くなるなどのケースを確認し、自主回収すると発表した。
今回の件は、今年5月に皮膚科医から3件の症状の連絡を受け、調査したところ、39人が症状を訴えていることが分かったことから。ロドデノールは、独自開発した美白成分で、厚生労働省から薬事法に基づく承認を得ているが、症状との関連性が懸念されるとして、回収を決定した。
対象は、「カネボウブランシール スペリア」「スイサイ」「トワニー」「インプレス」「アクアリーフ」「リサージ」「RMK」「スック」ブランドの一部製品。ロドデノールを配合した製品は、早いもので2008年から販売を開始し、累計出荷個数は約436万個。現在、購入客の手元にあると思われる約45万個を回収する。54製品の年間売り上げ規模は、約50億円。回収に掛かる費用は推定で約50億円としている。