ニューヨークの5番街に位置する百貨店サックス・フィフス・アベニューの旗艦店は、フレグランス売り場をリニューアルオープンした。5番街側の入り口近くという好立地に構え、面積を241�uに拡張。従来の集合型のディスプレーを減らし、メゾン フレグランスを中心にブランドごとにカウンターやブースを設けることで、通行人が各ブランドの世界観を楽しみながら回ることができる売り場に改装した。ファッションフレグランス以外にもメゾン フレグランスを充実させている。
リニューアルのポイントについて、デボラ・ウォルターズ=化粧品およびフレグランス担当シニア・ヴァイスプレジデント兼ゼネラル マーチャンダイズ マネジャーは「香水の芸術的価値に立ち返り、作り手の技巧や世界観が伝わる売り場作りを目指した」と語る。新たに導入したル・ラボのカウンターは、オーダーを受けてからその場で調香し、ボトリングする路面店のサービスをそのまま採用。ボンド・ナンバーナインでもこれまでは路面店でしか提供していなかったカスタマイズサービスの他、同店でしか受けられない「スワロフスキー バー」と呼ばれる500 ?1000ドル(約4万9500 ? 9万9000円)のフルオーダーメイドフレグランスの受注などを導入する。ファッション フレグランスに関してもシャネルやトム フォード ビューティが単独カウンターを設けるという。売り場全体では、来年までに4? 6ブランドを新たに導入する予定だ。