リニューアルオープンした「コム デ ギャルソン」のパリ旗艦店 FRANCOIS GOIZE/WWD ©︎FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
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リニューアルオープンした「コム デ ギャルソン」のパリ旗艦店 FRANCOIS GOIZE/WWD ©︎FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS) 」はこのほど、パリの旗艦店をリニューアルオープンした。2001年以来、高級ブランドが立ち並ぶフォブール・サントノレ通り54番地に店を構えていたが、同通りの56番地に移転した。店は4フロア構成で、売り場面積は従来の店舗の1.5倍にあたる約700㎡に拡大。「コム デ ギャルソン」の全てのブランドを取り扱い、青山店のみで販売していた製品も多数そろえる。
そのほか、30年以上販売していなかった家具ラインを世界で唯一取り扱う。1987年に発表した3型の“メタルチェア”はデザインを再解釈。色はシルバーやブラックに加えて、店舗のキーカラーであるレッドが初めて登場する。価格は3000〜3800ユーロ(約47万〜59万円)。
空間の構想やデザインは、創業デザイナーである川久保玲が手掛けた。店は白を基調に、4つのフロアが巨大な柱で交わり“アメーバ”のような形状を作り出す。真っすぐな壁は少なく、道の到達点はあえて見せない設計となっている。
同氏は、 “お客さまが部屋の一つ一つを試し、探索し、発見できる店を作りたかった。人々がオンラインショッピングで満足しているとは考えられず、買い物の喜びとは自分自身で何かを見つけることだと思う”と、店舗の空間を商品と同様に重視している旨を話した。