東京モード学園グラフィック学科の学生4人はこのほど、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)ジャパンのラーニングセンターに縦2m 28cm、横4m 65cmと4m72cmという巨大アートを作成した。作品は1年間、ラーニングセンターを彩る。
この企画は、LVMHジャパンで人事などを担うピープル&カルチャー担当が企画。今回は東京と大阪、名古屋のモード学園の学生が、LVMHの信念「人々が違いを生む(People make the difference)」にインスパイアされた作品を約60点寄せ、その中から東京校2年生の楊天沢さんの作品が選ばれた。
楊さんを含む4人の学生は、事前に1日、ガラスの上に絵画を描く練習をしてから、丸3日をかけて作品を仕上げた。楊さんは、「線で人々の輪郭を描き出し、人間の存在の不確かさを表現した。人々の想像力を掻き立て、それぞれが解釈する『人々が違いを生む』が共鳴する。線が次々変化する様子で、多様性を表現している」と作品の意図を語った。楊さんの作品を共に仕上げたのは、横須賀大地さん、今井怜さん、山本香奈さんの3人。それぞれ「こんなに大きな作品は初めてで、楽しかった」「PCでの作品作りが多く、手描きの経験は貴重だった」「大きな会社でアートが作れて、一生の経験」などと語った。