広告なのに広告ではないように装うSNS投稿も、10月からは「ステルスマーケティング」。ファッション&ビューティ企業も、ステマ規制を正しく理解することが必要です。そこで「WWDJAPAN.com」は、企業のSNSやインフルエンサー・マーケティングを担うLIDDELL(リデル)に協力を依頼して、業界あるあるなシチュエーションの「ステマかも!?」なクイズを出題。室木おすしのマンガで楽しくステマ規制を学び、講じるべき対策を伝授します。
ケーススタディ4
有名インフルエンサーDは、美容サロンCの常連です。インフルエンサーDは美容サロンCCを長らく愛用。気心も知れた間柄なので、美容サロンCのオーナーは「お店のSNSにインフルエンサーDのヘアスタイルを掲載させてもらえないかな?代わりに施術代は無料にするから」とお願いしました。
インフルエンサーDは「お店のためだったら」と快諾したので、ヘアスタイルを店のSNSアカウントに投稿。代わりにカットやカラー、トリートメントなどの施術代を無料にしました。またインフルエンサーのDは美容サロンCを本当に気に入っているようで、「いつも美容サロンCでキレイにカットしてもらっています」とSNSでも投稿しました。
美容サロンCとインフルエンサーDによる投稿の集客効果は抜群。そこでインフルエンサーDが来店するたびに無料にして、時々美容サロンCのSNSに掲載させてもらいつつ、インフルエンサーDのアカウントへの投稿も「ずっと無料にするから、投稿よろしくね!」と依頼しています。金銭の報酬は発生せず、双方の投稿には「#PR」をつけていません。
これは、ステマ?それともセーフ?
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