ファッション
特集 2024年春夏パリ・ロンドン・ニューヨーク 第2回 / 全7回

2024年春夏パリトレンド「定番の再解釈」 「サカイ」「ロエベ」の発想と技がすごい

有料会員限定記事
INDEX
  • 「ロエベ(LOEWE)」
  • デイウエアを刷新する斬新なプロポーション

2024年春夏パリトレンド「定番の再解釈」 「サカイ」「ロエベ」の発想と技がすごい

1年前に火が付いたベーシックアイテムの再解釈が、さらに広がっている。今季のポイントは、シルエットやボリュームの大胆なアレンジと、シフォンなどのシアーな素材やカットアウトで作り出す軽やかさ。ありふれた日常着にデザインの力で新たな魅力をもたらす提案が目を引く。パリコレデビューを果たした「ピーター ドゥ(PETER DO)」は得意のテーラードジャケットを胸下でクロップしたり、裏地のような生地と切り替えたり。「クレージュ(CLAYGE)」はポロシャツやTシャツをアシンメトリーなボディースーツに変え、「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」はワイヤー入りの素材やスナップボタンを使ってカジュアルウエアにひねりを加えている。(この記事は「WWDJAPAN」2023年10月16日号からの抜粋です)

ロエベ(LOEWE)

デイウエアを刷新する
斬新なプロポーション

要素を削ぎ落としてシルエットに焦点を当てるという、6月に発表したメンズに通じるアイデアを取り入れた。デイウエアをベースにしたデザインの中でカギとなるのは、コルセットを内蔵した超ハイウエストのパンツ。コンパクトなシャツやクロップド丈のチャンキーセーターを合わせ、下半身を極端に引き伸ばしたような新しいプロポーションバランスを探求する。ほかにも、編み地を拡大したニットケープや巨大な針で前を留めたショートパンツなど、違和感のあるアイテムが満載。それを“突飛”で終わらせないモノ作りのレベルと上質な素材使いが光る。

この続きを読むには…
残り2594⽂字, 画像28枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

ラン&フィットネス特集2025  イノベーションが加速するラン市場を深掘り!【WWDJAPAN BEAUTY付録:転換期迎えるドラッグ&バラエティーストアのPB 新たな流れを創出】

「WWDJAPAN」2月24日号は、“ラン&フィットネス”と題した恒例のスポーツ特集です。今回は、改めて国内外で熱を帯びているランニングのマーケットにフォーカス。3月2日には、約3万8000人が出走予定の東京マラソンも控えており、ランニングを意識する機会は増えそうです。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。