「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は、パリ・ファッション・ウイーク期間中の10月2日(現地時間)、2024年春夏コレクションを発表した。今回の会場となったパリ7区のサックス通りには、野菜や果物などが並ぶ普段のマルシェ(市場)に代わり、コレクションに用いたサステナブル素材のメーカーや同ブランドのビンテージを扱うショップなど21の露店が並ぶ“ステラズ サステナブル マーケット”をオープン。来場者が実際に「ステラ マッカートニー」のサステナブルな世界を体験できる場を用意した。
ブランドのアーカイブや、もともとステラが両親と共有し、今では自身の娘たちとシェアしているアイテムを再解釈したという今季のコレクションは、ジェンダーや世代の境界を曖昧にしたスタイルが特徴。ボクシーなテーラーリングや燕尾服から、ポプリンシャツ、マイクロショーツ、風をはらむバルーンドレス、ライダースジャケットにワイドジーンズ、ニットドレス、軽やかなシアードレスまでがそろう。
そんな「ステラ マッカートニー」が提案するスタイルの幅広さを物語るように、マスキュリンなテーラリングやセンシュアルなドレスから、チャンキーニットやデニム、スポーツユニホームなどをミックスしたカジュアルルックまで、ショーの来場者にも多彩な着こなしが見られた。