
10月6日にオープンした虎ノ門ヒルズの新棟ステーションタワー地下2階の「Tマーケット」。都内で人気のレストラン・バーの新業態や分店が出店していることで話題を呼び、すでに食通たちで昼夜にぎわう。「WWDJAPAN」はいち早く「Tマーケット」に潜入。各店の人気メニューを、1人で、1日で食べ尽くすという無謀な挑戦を実施した。虎軍奮闘のグルメリポートをお届けする。(この記事は「WWDJAPAN」2023年10月16日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
INFORMATION
Tマーケット
住所:東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 地下2階
営業時間:11〜23時
1. アタ カーブドッチ
マグロの脳天をガブリ
ん〜虎(トラ)ビアン!
代官山のフレンチビストロと新潟のワイナリーが手を組んだ「アタ カーブドッチ」。マグロのうなじのグラナパダーナ(1350円)を注文すると、マグロの脳天を目の前でさばいてくれる。マグロの既成概念を覆されるような、まるで牛肉の赤身のようなジューシーな味わいに、思わず「虎(トラ)ビアン!」。
2. 鍈
唐揚げオタクが牙を剥く!
恵比寿の名店はダテじゃない
焼き鳥通が通う恵比寿の「鍈輝」の分店。おすすめは福島の伊達鶏を使った唐揚げ(4個で1000円)。歯ごたえしっかりで、肉汁がほとばしる。スタッフが美味しさのヒミツについて「唐揚げに最適な下モモの部位を使っている」「養殖と天然では味が違う」……(以下略)と教えてくれた。仕事でもファッションやビューティのオタクを取材するのは面白いけれど、何かお腹がいっぱいになってきた。
3. ダム ブルワリー レストラン
自家醸造ビールの芳香に
「旨あ〜!」と思わず咆哮
おしゃれ飲食チェーンを数多く仕掛けてきたトランジット(東京、中村貞裕社長)が運営するビール醸造所併設のレストラン。看板クラフトビールの“デイリーペーパー”(280mL、780円)は軽やかな口当たり、芳醇な風味、キレの良さが同居する見事な1杯だ。おつまみはフィッシュ&チップス。めっちゃウマイけどお腹にズシンときて、食べ歩きにはハードかも。
4. 虎ノ門 おお島
ちょっと!このコロッケ……
蟹しか入ってないよ(嬉)
お酒も入って調子良くなってきたところで、次の獲物は「虎ノ門 おお島」。おすすめはカニコロッケ(1000円)。カニクリームコロッケかと思いきや、中身は蟹の身だけギッシリ。もはやコロッケというより衣をまとった蟹である。鯛出汁のおでんも気になったが、お前は後で食ったる!
5. アルボールセイロ
常に満席の中華店
虎視眈眈と焼売を狙え!
淡路島の高級中華店の分店「アルボールセイロ」はかなりの人気店のようで、なかなか席が空かなかったけれど、スキを見はからって滑り込み成功。虎視眈眈と狙っていたかいがありました。徳島県の金時豚を使った皿焼売(1200円)は、たっぷりのスープに浮かんだ焼売に、卵を落として食べるスタイルが新鮮だ。あっさり澄んだスープに肉汁と卵黄のコクがベストマッチ。
6. ポンキュボン
〆は広島の新鮮な牡蠣
苦手な人こそトライイット!
そろそろお腹も爆発寸前。神泉のイタリアンレストラン「アウレリオ」の新業態「ポンキュボン」で〆。広島で育った新鮮な牡蠣(2コで1500円)がバースタイルで楽しめる。実は牡蠣が苦手な記者もプリッとした食感と濃縮したうま味の虜に。ぜひ一度はトライイット!……虎なだけに。(完)