「グッチ(GUCCI)」が9月、初のカラーコスメを世界的に発売する。ベースメイクやアイメイク、リップ、ネイルからなるライン。製品開発は、同ブランドとのライセンス契約のもと、P&Gプレステージが手掛ける。長時間ヨレないペンシルライナーや、完璧な仕上がりを実現する三角形のブラシで塗るネイル、8種類のナチュラル素材のヘアブラシなどが含まれ、「グッチ」のファンだけでなく、新しいユーザーも取り込む高機能なラインとなる。値段は、ネイルが29ドル(約2900円)、4色のアイシャドウパレットが65ドル(約6500円)、ベースメイクは49〜69ドル(約4900〜6900円)。オンラインと「グッチ」のフラッグシップなど、かなり絞った販路で販売する。業界筋は初年度売り上げを卸ベースで1500万ドル(約15億1500万円)と予測している。
「グッチ」のクリエイティブ・ディレクター、フリーダ・ジャンニーニは、「コスメラインはずっと前から計画していた。プロジェクトをスタートしたのは4年前。出来上がったものは全種類試し、自信を持って発表できるラインとなった。完璧なカラーパレットを見つける過程で、『グッチ』のアーカイブを研究し、ローレン・ハットンやジェリー・ホール、ジェーン・バーキン、ヴェルーシュカらのスタイルアイコンの写真も参考にした。メイクアップアーティストのパット・マクグラスにもサポートしてもらった」と話す。
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