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連載 ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望 第132回

花王の“グローバルシャープトップ”戦略に注目

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【連載】ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望

ビューティ賢者が
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ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。
今週は、花王の化粧品とスキンケア事業の戦略について。

佐藤和佳子/三菱UFJモルガン・スタンレー証券 シニアアナリスト プロフィール

(さとう・わかこ)1992年に岡山大学大学院自然科学研究科修了、同年住友信託銀行に入社。94年から株式アナリスト業務、2006年入社のみずほ証券を経て19年5月から現職。日経ヴェリタスのアナリストランキングにおいてトイレタリー・化粧品セクターで17年から6年連続で1位を獲得

【賢者が選んだ注目ニュース】

花王は、スピーディーな変革を目指し“グローバルシャープトップ”戦略を掲げている。“グローバルシャープトップ”とは「顧客の重大なニーズにエッジの効いたブランドやソリューションで世界No.1の貢献をすること」。2027年度の中期経営計画「K27」の下、成長ドライバー領域のグローバル拡大に向けて、化粧品事業とスキンケア事業の成長戦略を加速する方針だ。

化粧品事業では、「センサイ」「モルトンブラウン」「キュレル」の3ブランドを“ファーストランナー”と位置づけ、グローバル化の基盤づくりを推し進める。“セカンドランナー”には「カネボウ」「ケイト」を挙げ、これらの戦略的投資を拡大。27年までに売上高3000億円規模を計画している。

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