ファッション

坂本龍一がメディア・アート分野に残した影響を考える企画展が開催

NTT インターコミュニケーション・センター(以下 ICC)で「坂本龍一トリビュート展(仮称)」が12月16日から2024年3月10日まで開催される。

同展では、メディア・アート分野においてもはかりしれない功績を残した坂本龍一の追悼とともに、親交のあったライゾマティクスの真鍋大度を共同キュレーターとして迎え、過去の演奏データをもとにした作品や国内外のアーティストによる坂本と関わりのある作品、これまでのICCでの展示の記録等によって構成し、未来に向けた坂本龍一像を提示することを試みる。

坂本とICCとの関わりは、開館以前のプレ活動期間(1991年〜)に遡る。また、展覧会の企画に連動したコンサートの開催(ローリー・アンダーソン展 2005年)や、ICC開館10 周年、20周年記念企画展も坂本と高谷史郎によるもので、ともに深い関わりを持ってきた。

坂本は1990年代初頭の黎明期よりインターネットに関心を持ち、インターネット・ライヴを実施する等、作品へのメディア・テクノロジーの導入を積極的に行なってきた。以降、1996年のメディア・アーティスト、岩井俊雄とのコラボレーションをはじめ、2000年代以降は、カールステン・ニコライ、高谷史郎、真鍋大度、毛利悠子といったアーティストとのインスタレーション制作等、現代美術からメディア・アートの分野でも多くの作品制作を行なっている。

2017年に開催した、ICC開館20周年記念企画展「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽 2 IS YOUR TIME」は台湾に巡回し、作品《IS YOUR TIME》は北京での坂本の個展にも出品された他、現在は中国・成都で大規模個展「SOUND AND TIME(一音一時)」が行なわれている。

■「坂本龍一トリビュート展(仮称)」
会期:12月16日~2024年3月10日
会場:NTT インターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4F
時間:11:00~18:00
入場料:一般800円(700円)、大学生600円(500円)
※( )は15名以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方および付添1名、65歳以上と高校生以下、ICC年間パスポートを持参で無料。
※予約の詳細は、後日ICCウェブサイトで告知
休日:毎週月曜、年末年始(12/28〜1/4)、ビル保守点検日(2/11)
※月曜が祝日もしくは振替休日の場合、翌日が休館日。休館日以外でも、開館時間の変更および臨時休館の可能性がある


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