ビューティ
連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT 第34回

アメニティー市場の勢力図が様変わり?!

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※この記事は2023年10月26日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

コーセーが7年ぶりにアメニティー専用ブランドを発表しました。サステナビリティを重視する今の時代に則した打ち出しも印象的です。ジェンダーフリーで使用できるパウチとボトルタイプを提案します。ジェンダーフリーの商品群だと商品管理が簡素化できるといいます。確かに男女別の商品だと倍の商品数が必要で、保管場所や在庫管理も倍かかります。アメニティー商品を扱う宿泊施設側もコスト、管理などが軽減されるわけです。

コロナ前後でアメニティーに対する消費者のニーズが変化したそう。これまでの余分な汚れを洗い流せればいいということではなく、品質や香り、肌効果、使いたくなるデザインなどを重視し、サステナブルな社会貢献にもこだわるといいます。こうしたニーズに対応したのが今回の新ブランド「ネイチャーアンドコー(NATURE&CO)」で、全アイテムに植物由来の成分を配合。肌や髪、心をいたわる設計にし、視覚障がい者のためだけでなく、洗髪時に目を閉じていてもシャンプーとボディーソープボトルの判別がつくように、側面に触覚識別表示を採用しています。いかに宿泊の時間を魅力的に過ごせるか、それをアメニティーでどう演出できるかを考えて作ったのが分かります。

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