同イベントは、東京発のファッションの魅力を街全体で体感し、産業の活性化を図るために東京都が主催するものだ。東京都の2023年度予算から6億円を計上して実施する。通常のファッション・ウイークが業界関係者向けなのに対し、同イベントはエンドユーザーに開かれた参加型のイベントとなる。日本ファッション・ウィーク推進機構や日本アパレル・ファッション産業協会らが協力する。
初日の11月3日は丸の内を舞台に、オープニングセレモニーと“多様性”をテーマにしたファッションショーを開催する。オープニングには同イベントのアンバサアーであるテリー伊藤、冨永愛、ゆりやんレトリィバァ、kemioが登壇する。その後、丸の内仲通りに、知的障害者によるアート作品を発信するヘラルボニーとコラボしたランウエイを用意して、さまざまな個性を持ったモデルがウオーキングを披露する。モデルたちは「フェティコ(FETICO)」「ヘンネ(HAENGNAE)」「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」「シュタイン(STEIN)」「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」といったブランドの2023-24年秋冬コレクションを着用する。
翌日4日は、渋谷パルコの10階屋上から1階までつながる屋外階段を使ってショーを行う。モデルとしてゆりやんレトリィバァとkemioがランウエイを歩き、アート、音楽、カルチャーを織り交ぜた演出も行う。
5日は銀座松屋通りがランウエイになる。丸山敬太デザイナーがショーをプロデュースし、日本の伝統文化・伝統芸能を組み込んだ演出を行う。「ケイタマルヤマ(KEITAMARUYAMA)」「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」「フミカ_ウチダ(FUMIKA_ UCHIDA)」「ダブレット(DOULET)」「M A S U」「ヨーク(YOKE)」などのほか、銀座もとじ、銀座トラヤ帽子店など銀座の老舗企業も参加する。
最終日の6日には、ビジネスパーソンが行き交う東京国際フォーラムを舞台に、ビジネススタイルをテーマにしたファッションショーを行う。「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」の山岸慎平デザイナーがショーをプロデュースし、「J.プレス(J.PRESS)」「レペット(REPETTO)」「サンヨーコート(SANYOCOAT)」などが参加する。