米国の大手旅行ライフスタイル誌「トラベル・アンド・レジャー(TRAVEL + LEISURE)」のアジア版である「トラベル・アンド・レジャー 東南アジア・香港・マカオ(TRAVEL + LEISURE SOUTHEAST ASIA, HONG KONG AND MACAU)」が、今年、第1回となるトラベルアワード「トラベル・アンド・レジャー ラグジュアリーアワード アジアパシフィック 2023(TRAVEL + LEISURE LUXURY AWARDS ASIA PACIFIC 2023)」を開催した
こちらのアワードではさまざまな部門で評価が行われているが、その中の「ホテル プール部門」において、沖縄県内のラグジュアリーホテル「星のや沖縄(読谷村)」と「ハレクラニ沖縄(恩納村)」が、それぞれ1位と3位を獲得!「ホテル プール部門」を受賞した全5施設のうち、2施設が沖縄勢が占めるという快挙を成し遂げた。
このアワードは、アジア太平洋地域でホスピタリティに卓越したホテルや革新的なスパ、魅力的なプールなど、さまざまな項目を評するもの。アジア太平洋地域の編集者や専門家、そして世界中の読者による投票により、日本のほか、アジア太平洋地域16の国で受賞リストが発表された。
今回、晴れて「ホテル プール部門」において1位を獲得した「星のや沖縄」だが、成田瑛美・広報は、その魅力を「時間によって異なる絶景が楽しめるインフィニティプールは、加温式で通年利用できることに加え、水深の異なるエリアがパズルのように構成されたデザイン性」にあるという。
「特に水深の異なるエリアでは、海の色や夕陽、プールサイドの植物など、自然の変化や美しさに気づくよう、さまざまな形状のプールを配しており、お酒を楽しんだり、読書をしたりとプライベート感を確保できるよう配慮しています」と話す。
さらに、沖縄の伝統文化を感じられるようなこだわりも。「”沖縄らしさ“をご実感いただけるように沖縄伝統の赤瓦を配したラウンジ兼フロントもプールから目に入るように工夫しています」と、単なる”リゾートプール“という演出に終わらず、沖縄という地域性を組みこんだことも高評価につながった一因と評した。
一方、3位を受賞した「ハレクラニ沖縄」の廣瀬里子アシスタントPRマネジャーは、その理由に「ハワイを感じるコンセプトや、シャンパンバー、プールバーなどお酒が楽しめる“大人な空間”」を挙げた。
「プールは屋外4つ、屋内1つと、計5つのプールを配していますが、メインプールである『オーキッドプール』にはハレクラニの象徴である花、“カトレア”を約150万個のモザイクタイルで描いており、ゲストに人気のフォトスポットになっています。一方で、サンセットウイングにある『オーシャンテラスプール』と、ビーチフロントウイングにある『クワイエットプール』は16歳以上が利用できる大人向けのプール。インフィニティプールであり、シャンパンバーやプールバーを併設しているので、壮大なサンセットを眺めつつ、シャンパンやカクテルをお楽しみいただくといった優雅な時間をお過ごしいただけます」と、その魅力を語る。
そして、沖縄県内のホテルプールが5つの受賞ホテルのうち、2つを占めたことについては、両ホテルとも西海岸に面していることから「プールとあわせて雄大なサンセットを眺めることができる」ことに加え、「沖縄は冬季も気温が15度を下回ることが少なく、屋外プールを長期間楽しめる」(星のや沖縄・成田さん)、「屋外プールの一部は3~11月までオープンしており、プールを長期間にわたり存分にお楽しみいただける」(ハレクラニ沖縄・廣瀬さん)といった、気候的・地理的に優位な条件を挙げた。
両ホテルは、同アワードの他部門でも部門賞を獲得しており、日本で唯一の亜熱帯気候であり、かつ東アジアの中心に位置するという沖縄の地理的優位性に加え、「星のや沖縄」、「ハレクラニ沖縄」の確立したホテルブランドへの評価から、大きな支持を集めたといえる。なかでも、「ホテル プール」は、沖縄の自然や開放感といった魅力を最も堪能できるエリアなのである。