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スーツのついでに「ウーノ」はいかが? 青山商事「スーツスクエア」22店舗にメンズコスメ導入

青山商事はこのほど、スーツブランドの複合業態「スーツスクエア(SUIT SQUARE)」など22店舗で、ファイントゥデイが展開するメンズコスメ「ウーノ(UNO)」の取り扱いをスタートした。

スーツが値ごろな価格で手に入ることから、20代の利用も多い同業態。社会人としての身だしなみに興味を持ち始めた若い層に向け、時短で完結するスキンケアをそろえた。オールインワンの“クリームパーフェクション”シリーズ4種(各90g、編集部調べ1078〜1628円)とフェイスマスクの“スキンモイスチャー3Dマスク f”(3枚入り、同1078円)を販売する。

清潔感を演出するためのツールとして、メイクアップも提案する。BBクリームの“フェイスカラークリエイター”シリーズ(各30g、同1298円)に加えて、リップクリームの“オールインワンリップクリエイター f”、アイブロウの“バランスクリエイター f”(2.2g、同990円)、を用意した。男性になじみの薄いBBクリームやアイブロウは、店頭スタッフが使い方をレクチャーする。両社の協業の取り組みとして10月上旬、資生堂所属のヘアメイクアップアーティスト・中村潤氏を招き、店舗スタッフ向け講習会を実施した。「ウーノ」の取り扱い店舗のスタッフを中心に24人が参加し、BBクリームの適切な分量や塗り方、眉の描き方などの基本を学んだ。

「セルフプロデュース」として提案

「ウーノ」がスーツ量販店に卸販売するのは初めて。ファイントゥデイの山﨑剛UNOグループブランドマネージャーは「ファッションと併せて『セルフプロデュース』の切り口で、男性のスキンケアやメイクアップを浸透させていきたい」と話す。

「スーツスクエア」は「ザ・スーツカンパニー(THE SUIT COMPANY)」「ホワイト ザ・スーツカンパニー」「ユニバーサルランゲージ(UNIVERSAL LANGUAGE)」、オーダー業態「ユニバーサルランゲージメジャーズ」の4ブランドを集積した業態として22年9月にスタート。現在は全国に19店舗を展開し、既存の「ザ・スーツカンパニー」単独業態も「スーツスクエア」へ転換を進めている。“ウィジェット型店舗”を標ぼうし、売り場のフリースペースでコスメやヘルスケア商品などを展開するのが特徴だ。

今回のファイントゥデイとの協業もスーツ以外のMD強化の一環にある。青山商事の今井康友TSC営業部副部長は、「スーツを売っているだけではお客さまとの接点はなかなか作れない時代になった。身だしなみをトータルコーディネートする場として存在感を高めていきたい」とする。

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