ビューティ
特集 独走「ディオール」強さの理由 第3回 / 全5回

「ディオール」を大解剖 あらゆる世代を魅了する「全方位」の商品力

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「ディオール」を大解剖 あらゆる世代を魅了する「全方位」の商品力

ディオール(DIOR)」の商品やサービスには、ムッシュ・ディオール(Monsieur Dior)が願った「女性を美しくするだけでなく、幸せにしたい」との思いが息づく。フレグランスからスタートしメイクアップ、スキンケアと広げ、現在ではその全てのカテゴリーで売り上げをけん引するヒーロー商品を抱えている。(この記事は「WWDJAPAN」2023年10月30日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)

Makeup

リップ・アイ・フェイスの全てで
スター商品を輩出

「ディオール」のメイクアップカテゴリーは、リップスティックから始まった。「女性のシルエットだけではなく、笑顔までもドレスアップしたい」というクリスチャン・ディオール(Christian Dior)の願いから1953年に生まれた“ルージュ ディオール”は、現在も世界中の女性から支持を集めるアイコン商品。そしてこれは、ディオール自身が唯一手掛けたメイクアップ商品でもある。以降「ディオール」は、コスメティックラインを本格始動して数々のヒット商品を生み出している。ロングセラーの“ルージュ ディオール”は2021年、フローラル リップ ケア成分を豊富に配合しモダンなデザインに生まれ変わった。鮮やかな発色をかなえる独自のフォーミュラ、自分らしさを表現できる豊富なカラーラインアップ、ディオールが愛した花由来のトリートメント効果でパワーアップした。

カラーリップでは、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)が手掛け01年に誕生した“ディオール アディクト”も“ルージュ ディオール”と人気を二分する人気商品。それまでのクラシックなリップスティックにはなかった高いファッション性でリップメイクへの意識を変えたともいわれ、20年以上にわたって時代に合わせて進化を続けている。昨年はヌーディーカラーのコレクションを発表し話題を呼んだ。着せ替えできるファッションケースも人気だ。

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