アイスタイルは中華圏における越境EC及び化粧品卸事業への参入を発表した。化粧品メーカーに対し、中華圏におけるマーケティング支援に加え、販売支援に取り組む。
これにより同社は海外向け化粧品卸専門会社「アイスタイルトレーディング」を設立した。国産の化粧品を海外の化粧品販売事業者に卸す際の輸出業務を行い、物流面から化粧品メーカーをサポートする。卸先の第一弾として、中国最大手の化粧品専門EC「聚美品(J UMEI )」の運営会社と販売提携契約を締結。今後も卸先を拡大していくという。
また、アリババグループが中国全土で展開するBtoCのオンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」の国際サイト「天猫国際(Tmall Global)」に@cosmeの化粧品専門店を出店した。1月中旬にテストオープンし、3月中旬にはグランドオープンを予定する。天猫国際に出店する約700店舗のうち、優良推奨店舗として認定された約20店舗に名を連ねたといい、吉松徹郎社長は「化粧品ECに関する期待が大きい。日本の化粧品はまだ中国ECに入り込めておらず、中国化粧品EC市場の海外化粧品の売り上げのうち約5%ともいわれていて、まだまだEC領域の可能性は大きい。どういった商品が売れるのか、トライしながら越境ECの事業を拡大していきたい」と意気込む。年間10億円の売り上げを目指す。