ワールドの2023年4〜9月期連結業績(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比6.5%増の1030億円、本業のもうけであるコア営業利益が同41.0%増の57億円、純利益が同55.9%増の32億円だった。
コロナ禍から店舗への客足が戻り、主力のブランド事業がけん引した。同事業の売上高は前年同期比6.5%増の883億円、コア営業利益が同32.1%増の39億円。正価販売の強化により、売上総利益率は前年同期から1.2ポイント改善。経費コントロールで、販管費率は同0.2ポイント抑制した。
リユースやレンタルなどのデジタル事業は、売上収益が前年同期比10.5%増の150億円、コア営業利益が同82.7%増の4億5700万円。販売や生産などの仕組みをBtoBで外販するプラットフォーム事業は売上収益が同1.7%減の364億円、コア営業損益が4億3500万円の黒字(前年同期は2億4000万円の赤字)だった。
24年2月期連結業績は、売上収益2001億円、営業利益110億円、当期利益58億円の期初予想を据え置く。同社は今期、決算期を従来の3月期から2月期へ変更し、11カ月の変則決算となる。そのため前期業績との比較は行わない。