ファッション

「ミカゲシン」デザイナーが熊川哲也“Kバレエ・オプト”の「シンデレラの家」公演の衣裳をデザイン

ミカゲシン(MIKAGE SHIN)」の進美影デザイナーは、BunkamuraとKバレエ トウキョウが2022年に立ち上げたプロジェクト“Kバレエ・オプト(K-BALLET Opto)”の第3弾公演となる「シンデレラの家」の衣裳デザインを担当した。同公演は2024年4月27〜29日に東京芸術劇場プレイハウスで行われる。

衣装は、テーマである“ヤングケアラー”と“シンデレラ”という掛け合わせを、若さや少年少女の象徴である制服やセーラー服をベースに再構築して表現しつつ、シンデレラを連想させるガラスの靴や透け感の強いオーガンジー素材で少女の繊細で儚い精神性を表現した。またトップスをなくし、つけ襟やつけ袖のみにすることで肢体のメリハリやバレリーナの身体自体の美しさを表現。「ウエストや脚首の細さが見える様にしてほしい」というバレエ衣裳特有の要望に応えた。

「シンデレラの家」は、日本の現実を生きるヤングケアラーを主人公にし「シンデレラ」を新たな物語として再生した作品。振付・演出はジュゼッペ・スポッタ(Giuseppe Spota)、原案は最果タヒの書き下ろし詩集「シンデレラにはなれない」。ダンサーは森優貴と酒井はなが務める。演奏は音楽家の和田永、メーンビジュアルは画家のヒグチユウコが描き下ろした。

進美影デザイナーはニューヨークのパーソンズ スクール オブ デザインを2019年5月に卒業後、同年10月から自身のブランドを現地で設立。20年9月に日本でコレクションをスタート。22年8月に開催されたRakuten Fashion Week Tokyoには、特別支援協賛枠で公式参加。22年11月に日本メンズファッション協会よりベストデビュタント賞を受賞している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アパレル業界“裏方”の進化に迫る 「OEM・ODM特集」

アパレルは、彼らをなくして語れないー。そう言い切れるほど、企画・生産において重要な働きをするのがOEM(相手先ブランドの生産)とODM(相手先ブランドの企画・生産)の事業者たちです。繊維商社が巨大プレーヤーとして君臨しながら、中小の専門企業も独自の存在価値を発揮し、生き残っています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。