ニューヨーク・ブルックリンを拠点とするニットウエアブランド「ローレン マヌーギアン(LAUREN MANOOGIAN)」は、東京・渋谷のセレクトショップN idで初の企画展を11月12日まで開催中だ。
同ブランドは、デザイナーのローレン・マヌーギアンが旅で訪れたペルーのモノ作りに感銘を受けて2008年に立ち上げた。現在はパートナーのクリス・ファイヤオブド(Chris Fireoved)と共に運営する。ペルーの厳選した工房と連携しトレーサビリティーを担保したモノ作りを徹底する。無染色のアルパカ素材を用いたニットウエアを主力商品とし、アルパカを使用したシューズ(7万2600円)やフェルト生地のフリンジストール(8万1400円)といった小物までをそろえる。特殊な編み方でランダムにホールを配したプルオーバー(19万8000円)や、肩周りはシームレスにすることで着心地に配慮したダブルフェースのロングコート(15万6200円)など、デザインはミニマルながら手仕事を感じさせる豊かな表情が特徴だ。日本ではN idはじめ、ベイクルーズグループの「アパルトモン(L’APPARTMENT)」やトゥモローランドの「ギャルリー・ヴィー(GALERIE VIE)」などで取り扱う。
企画展開催に合わせ来日したマヌーギアンとファイヤオブドは、「私たちはモノ作りの工程もデザインの一部と考える。今はエシカルやサステナビリティという言葉が使われるが、私たちは自分たちの作りたいものを突き詰めた結果たどり着いたのが今の形であり、ブランドのDNAとしてそういう考え方を持っている。日本の顧客は、クラフトマンシップにすごく敏感で、私たちが大事にしているスタイルを上手に解釈してくれるのでありがたい。この企画展でブランドの世界観をより体感してほしい」とコメントした。