ファッション

LVMHグループが仏コスメティック バレーに香水・化粧品のリサーチセンターを新設

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンは、フレグランスおよびコスメの研究開発施設「ヘリオス センター」を、仏オルレアン郊外のサン・ジャン・ド・ブレイに新設した。オルレアン一帯は"コスメティック バレー"と呼ばれ、世界中の化粧品企業の研究施設が集まる。「ヘリオス センター」の広さは、約1万8600�u。民族植物学など20の分野から約250人の専門家が集まり、ディオール、ゲラン、ジバンシイなどの新製品の研究開発を行なう。

 流線型でモノトーン調のシックなデザインの外観は、同社のベルナール・アルノー=社長兼最高経営責任者自らがデザインに関わったといい、投資額は3000万?4000万ユーロ(約40億5000万?54億円)。建設にあたり、伐採した樹木を植樹し直すなど、環境への配慮を高めたという。なお現在、同グループの香水・化粧品事業の2012年度売上高のうち、約20 ?25%にあたる36億1000万ユーロ(約4873億5000万円)を新製品が占めている。

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