「モスキーノ(MOSCHINO)」の新たなクリエイティブ・ディレクターに就任したダヴィデ・レンネ(Davide Renne)が11月10日、死去した。死因は非公表。46歳だった。1977年7月4日トスカーナ州生まれのレンネは、ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)の後任として、11月1日に着任したばかり。2024年2月にデビューコレクションを披露する予定だった。あまりにも突然の訃報は、イタリアのファッション業界に動揺と深い悲しみをもたらした。
「モスキーノ」の親会社であるアエッフェ(AEFFE)のマッシモ・フェレッティ(Massimo Ferretti)取締役会長は、「この劇的な時に感じている痛みを表現する言葉は見つからない。ダヴィデはほんの数日前に私たちの仲間に加わったばかりだが、突然の病であまりにも早く私たちのもとを去ってしまった。まだこの事実を信じることができない」とコメント。「ダヴィデと共に、私たちは熱意と未来への楽観に包まれる中、野心的なプロジェクトに取り組んでいるところだった。彼が『モスキーノ』に在籍していた期間は本当に短かったが、すぐに周りから愛され、尊敬されるようになった。今、私たちは彼のイマジネーションとクリエイティビティーが思い描いたものを受け継ぐ責任を負っている。彼の家族と友人に深い哀悼の意を表する」と続けた。