「WWDBEAUTY 2023下半期ベストコスメ」
を発表!
新商品の百貨店・セミセルフの首位は「ナーズ(NARS)」の“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”。塗るたびに唇に立体的な艶と潤いを与え、カラーとケア成分を融合させたハイブリッドリップスティックで、指名買いが多くヒットした。ドラッグストア・バラエティーショップでは「オペラ(OPERA)」の“リップティントN”が、ECでは「ヴィセ(VISEE)」の“ネンマクフェイク ルージュ”が首位を獲得し、艶感リップに人気が集中し、保湿ケア効果のある淡いカラーが支持を集めた。
百貨店・セミセルフ
1位
“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”
「ナーズ(NARS)」
唇に潤いを与える独自のフォーミュラを配合し、スムースに伸びる心地よいテクスチャーを実現した。マンゴーバターが乾燥した唇を滑らかに整える。さらにシアバターが潤いをキープする、グロー・トゥ・リップフォーミュラを新たに採用した。“208”、“321”、“888”の3色が人気を集めた。(全10色、各4400円)
\ バイヤーズコメント /
「艶感があるリップで、血色感を与えるカラーが人気」(中尾絵莉・三越伊勢丹 伊勢丹新宿店 化粧品バイヤー)、「塗るたびに唇に立体的な艶と潤いをもたらす、カラーとケア成分を融合させたハイブリッドリップスティック」(松原麻美・銀座三越化粧品バイヤー)の声が、マスクフリー後の今のトレンドを示す。
2位
“ディオールアディクト リップ マキシマイザー”
「ディオール(DIOR)」
潤いとふっくらボリュームアップに導く大人気のリップ プランパー。透明感を際立たせるナチュラルなカラーから鮮やかに発色するシェードまで幅広くそろえ、限定色“051”に人気が集中した。(全25色うち限定1色、各4620円)
\ バイヤーズコメント /
「他人から見られる意識が強まり、艶や潤いの出るグロスが人気。丸井今井では幅広い世代の来店客が増え、指名買いが多く見られた」(多田恭子・札幌丸井三越 ライフスタイル&ビューティー商品部 マーチャンダイザー)と、リップはメイクアップの核となるものの一つであることを改めて思わせる。
3位
“テクノサテン ジェル リップスティック”
「シセイドウ(SHISEIDO)」
一人一人の唇にフィットして一体化するストレッチフレックステクノロジーをブランドで初めて採用した。独自のオイル色材を採用し、ふっくらとした美しい唇を描きながら、潤いと発色をキープする。“404 データ ストリーム”、“408 ボルテージ ローズ”、“409 ハーモニック ドライブ”に支持が集まった。(全20色、各3960円)
\ バイヤーズコメント /
「濃すぎず、自然に華やかさが出ると人気」(一宮直樹・京王百貨店新宿店 婦人・紳士服飾部 化粧品担当 統括マネージャー)。展開する全20色の中でもダスティーカラーが人気を集めた。
3位
“ルージュ ココ ブルーム”
「シャネル(CHANEL)」
16年に日本の研究所で開発をスタートし、140回を超えるテストを重ねた末に誕生した。独自の2層からなるテクノロジーを採用し、プランプ効果やロングラスティング効果を兼ね備える。微粒化された色素を高濃度で配合した発色で唇を彩る。新色の150 イーズ ドゥ シャネルが人気。(全22色うち新1色、限定3色、各5500円)©CHANEL
\ バイヤーズコメント /
「発色とプランプ効果の継続で人気」(水島加奈子・岩田屋三越/化粧品・宝飾時計営業部/アシスタントマーチャンダイザー)と言うように、継続してボリュームのある唇に注目を集めていることでも票を伸ばした。
バラエティー・ドラッグストア
1位
“リップティントN”
「オペラ(OPERA)」
高発色で色持ちが良く、透け感も楽しめるリップティント。ひと塗りで美しく発色するが、濃さを感じさせない透明感のあるカラー。ティント処方で唇そのものが色づいたようなナチュラルな仕上がりに。新色として仲間入りした“19”に支持が集まった。(全10色うち新1色、限定1色、各1760円)
\ バイヤーズコメント /
「長年、新作の色が出るたびに売れているブランド」(髙野真季・ハンズ広報部)、「“大人アンニュイ”、“エモ唇”とブルベにぴったりの秋カラーと発売直後に話題になった。『オペラ』らしいぷるんとした潤い感がより魅惑的になれるとSNSでも多く発信された」(舩津久子・東京ドーム ショップイン 商品開発主任)と今のムードを捉えた商品で首位を獲得した。
2位
“ネンマクフェイク ルージュ”
「ヴィセ(VISEE)」
血色感を自然に高め、センシュアルで印象的な唇へと仕立てるスティックルージュ。唇に滑らせると、2層に分離する独自のラスティング処方を採用した。ヒアルロン酸やスクワランの保湿成分と、艶アップや色持ちをかなえる粘膜色フィルムコート成分を配合し、滑らかな質感で艶やかな唇を演出する。(全6色、各1540円)
\ バイヤーズコメント /
「ネーミングの通りの粘膜のような色と艶、乾燥しないと発売直後から人気」(富田美貴子・MCCマネジメント 商品部化粧品課)。“わがままな肉球”と名付けられたモーヴピンク(PK851)が注目を浴びた。
3位
“シアーリップ”
「アンドビー(&BE)」
顔料を微細化して実現した美しい発色を、オイルとワックスのブレンドした処方で滑らかな使用感を追求。唇の水分を守りながら、潤いを与える処方でメークした唇をケアする。特に好評を得たのは、シックで赤みを帯びたブラウンのブリック、粘膜の延長のようなベージュピンクのヌードピンク。(全3色、各2200円)
\ バイヤーズコメント /
「美発色が長持ちするので、普段使いにおすすめ」(髙野真季・ハンズ広報部)と言うように、ヘアメイクアップアーティストの美意識が光るナチュラルで、絶妙なシアーカラーに人気が集まった。
3位
“ニュアンスラップティント”
「フジコ(FUJIKO)」
田中みな実と中野明海・ヘア&メイクアップアーティストのタッグによる VOCE限定カラーがヒット。雑誌「VOCE」2022年9月号の付録だったミニリップを商品化し、限定販売した。(全11色、うち限定1色、各1408円)
\ バイヤーズコメント /
「トレンドのペールピンクで、薄く塗布するとナチュラルな仕上がりの粘膜リップに。重ね塗りするとしっかり艶発色する、話題のアイテム」(加藤悠里・プラザスタイル 商品二部 H&B課 課長)、「伝説のリップが復刻。“粘膜ピンク”の絶妙な色と艶めきで『あざと可愛くなれる』『多幸感メイクができる』と話題で、店頭にも買い求めに来る人が多数いた」(舩津久子・東京ドーム ショップイン 商品開発主任)と店頭での盛り上がりを振り返る。
EC
1位
“ネンマクフェイク ルージュ”
「ヴィセ(VISEE)」
血色感を自然に高め、センシュアルで印象的な唇へと仕立てるスティックルージュ。唇に滑らせると、2層に分離する独自のラスティング処方を採用した。ヒアルロン酸やスクワランの保湿成分と、艶アップや色持ちをかなえる粘膜色フィルムコート成分を配合し、滑らかな質感で艶やかな唇を演出する。(全6色、各1540円)
\ バイヤーズコメント /
「発色と色持ちがよいとSNSで話題」(アマゾン担当者)と口コミも手伝い、“OR250 海星の恋心のテラコッタオレンジ”、“PK850 うさぎの恋人のコーラルピンク”、バラエティー・ドラッグストアでも好評の“PK851”に人気が集まった。
2位
“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”
「ナーズ(NARS)」
百貨店・セミセルフでは首位に輝いたリップカラー。唇に潤いを与える独自のフォーミュラを配合し、スムースに伸びる心地よいテクスチャーを実現した。マンゴーバターが乾燥した唇を滑らかに整える。さらにシアバターが潤いをキープする、グロー・トゥ・リップフォーミュラを新たに採用した。(全10色、各4400円)
\ バイヤーズコメント /
「発売後すぐに完売となり長期欠品の時期も。細い見た目もスタイリッシュで、とにかく塗り心地が良い」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 MDコンテンツ開発第2部 ビューティ&ウェルネス DEPACO担当バイヤー)と、特に“888”のカラーが好評だったと言う。艶やかでシアーに彩色するダスティー ローズに支持が集まっている。
3位
“テクノサテン ジェル リップスティック”
「シセイドウ(SHISEIDO)」
一人一人の唇にフィットして一体化するストレッチフレックステクノロジーをブランドで初めて採用した。独自のオイル色材を採用し、ふっくらとした美しい唇を描きながら、潤いと発色をキープする。“404 データ ストリーム”、“408 ボルテージ ローズ”、“409 ハーモニック ドライブ”に支持が集まった。(全20色、各3960円)
3位
“エクストラ リップ ティント”
「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」
新しいフォーミュラを採用してリニューアルしたリップカラー。ホホバ、アボカド、オリーブなど6種のボタニカル由来成分の配合はそのままに、付けた瞬間から潤いを与えるほどに保湿力をアップした。クレストを配したスタイリッシュなパッケージも好評。(全10色、各4950円)
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TEXT:AKIRA WATANABE
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