ビューティ

「WWDBEAUTY 2023下半期ベストコスメ」 総合 リップ部門1位は「ディオール」「ケイト」

「WWDBEAUTY 2023下半期ベストコスメ」
を発表!

「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2023年下半期(5~10月)に売れた商品を調査。この期間に発売された新商品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新商品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

総合の百貨店・セミセルフは「ディオール(DIOR)」の“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”が1位を獲得した。「ふっくらとした潤いとボリュームを与えるブランドを代表する商品。不動の人気No1だ」「カラーバリエーションが増えたことで、さらに人気が出た」と、圧倒的な強さを見せた。バラエティー・ドラッグストアとECは「ケイト(KATE)」の“リップモンスター”が首位を独占。いずれもカラーは、“陽炎”のネーミングでも広がっている、黄みを含んだ血色感のある“03ロゼベージュ”が人気を集めた。「『落ちにくい』と人気を集めて、長らく売れている。マスクを外す人が増えてから、さらに好調に動いている」と言う。

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合クレンジング・洗顔部門

百貨店・セミセルフ

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ・百貨店・セミセルフ

1位
“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”

「ディオール(DIOR)」

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合リップ部門・ディオール アディクト リップ マキシマイザー・ディオール(DIOR)

ヒアルロン酸やチェリーオイルを配合した新処方を採用。艶、高保湿、ボリュームアップの機能はそのままに、23年1月に生まれ変わったアイコンリップ。環境に配慮し、厳選した自然由来成分90%(ISO16128準拠)を配合。(全25色うち限定1色、各4620円)

\ バイヤーズコメント /

マスクから解放され、メイクを自由に楽しめるようになった昨今、「見られる意識の高まりとともに、唇のケアと艶感を同時にかなえるリップバームやグロスへの顧客支持が高い。SNSでバズる色も出るなど、人気色は一時品切れに」(多田恭子・札幌丸井三越 ライフスタイル&ビューティー商品部 マーチャンダイザー)をはじめ、多くの声が集まった。23年上半期のベストコスメでもランクインした。

2位
“ルージュ ココ ボーム”

シャネル(CHANEL)

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合リップ部門・ルージュ ココ ボーム・シャネル(CHANEL)

地中海はサルデーニャ島産のオリーブ オレオアクティブを配合。シアバターに植物由来の3種のワックスを加えた独自成分イドゥラ ブースト コンプレックスもパワフルに働き、使うたびにふっくらとした柔らかな唇へと導く。(全9色、各4950円)©CHANEL

\ バイヤーズコメント /

「上半期に続き、多くの世代から支持の高い商品。男性客の購入も目立った」(藤沢陽子・東急百貨店 ファッション雑貨事業部 ビューティー自主MD部 ビューティー担当バイヤー)。23年上半期のベストコスメに続き、透けるような輝きにシースルー パールを見るような“912”に人気が集中した。

3位
“ディオール アディクト リップ グロウ”

「ディオール(DIOR)」

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合リップ部門・アディクト リップ グロウ・ディオール(DIOR)

ブランド初の厳選した自然由来成分90%(ISO16128準拠)を配合したナチュラル ティント リップ バーム。1日中続くたっぷりの潤いを実現した処方で、一人一人に合う血色感で唇を演出する。(全14色、各4620円)

\ バイヤーズコメント /

「ティント効果があり、リップの下地として使われるお客さまも多い。“001 ピンク”は、メイクをせずこれだけ塗っていても良いと好評」(南瀬奈・大丸神戸店 化粧品担当サブマネージャー)。

バラエティー・ドラッグストア

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ・バラエティー・ドラッグストア

1位
“リップモンスター”

「ケイト(KATE)」

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合リップ部門・リップモンスター・ケイト(KATE)

21年5月にデビューした、大ヒットの高発色リップ。マスクした上からでも色が落ちにくく、付けたてそのままで持続すると話題になった。「WWDBEAUTY」のベストコスメでは22年上半期より首位をキープ。(全14色うちWEB限定4色、各1540円)

\ バイヤーズコメント /

「滑らかな使い心地で色落ちしないとSNSで継続して話題となっている定番商品。在庫供給も安定してきた」の声があるなど、マスクオフが日常になった今も根強い人気を誇る。唇から蒸発する水分を活用し、密着ジェルに変化する独自処方を採用。下半期は、ヌーディーな色調に人気が集中した。

2位
“ニュアンスラップティント”

フジコ(FUJIKO)

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合リップ部門・ニュアンスラップティント・フジコ(FUJIKO)

“落ちない”を前提に設計した、ニュアンス ルージュ。ウォーターティント処方を採用することで艶やかで潤いのある、丸みを帯びた唇に仕上げる。気になる縦ジワもカバーしながら、素の唇がほんのりと色付くように発色する。付けるたびに広がるグレープフルーツの香りも好評。(全11色、うち限定1色、各1408円)

3位
“ミューテッド シアーティント”

リリミュウ(RIRIMEW)

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合リップ部門・ミューテッド シアーティント・リリミュウ(RIRIMEW)

指原莉乃がプロデューサーを務めるコスメブランド。人気の“センシュアルフィックスティント”に続いて発表したリップカラーは、艶やかで潤いに満ちた唇に導くシアータイプ。ナチュラルに色付くピンクベージュの “02 ピンクフォンデュ”が人気。(全4色、各1870円)

\ バイヤーズコメント /

「濃密発色なのに、まるでグロスを重ねたかのような艶感の仕上がりに。そのままの色が定着して長時間落ちにくい処方で、淡すぎないピンクベージュの02が特に人気」(加藤悠里・プラザスタイル 商品二部 H&B課 課長)。他店でも同様の傾向が見られ、今期のトレンドを感じさせる結果となった。

EC

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ・EC

1位
“リップモンスター”

「ケイト(KATE)」

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合リップ部門・リップモンスター・ケイト(KATE)

21年5月にデビューした、大ヒットの高発色リップ。マスクした上からでも色が落ちにくく、付けたてそのままで持続すると話題になった。「WWDBEAUTY」のベストコスメでは22年上半期より首位をキープ。(全14色うちWEB限定4色、各1540円)

\ バイヤーズコメント /

「どのパーソナルカラーにも似合う落ちにくく高発色の“03”が人気。また、オンライン限定の中で、特に“11”は上品なダークブランで暗くなりすぎず、大人っぽい雰囲気の口元を演出する」(秋澤奈緒美・LINEヤフー 広報)。幅広いカラーバリエーションでニーズに応えたブランド設計も人気を支える。

2位
“ネンマクフェイク ルージュ”

ヴィセ(VISEE)

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合リップ部門・ネンマクフェイク ルージュ・ヴィセ(VISEE)

血色感を自然に高め、センシュアルで印象的な唇へと仕立てるスティックルージュ。唇に滑らせると、2層に分離する独自のラスティング処方を採用した。ヒアルロン酸やスクワランの保湿成分と、艶アップや色持ちをかなえる粘膜色フィルムコート成分を配合し、滑らかな質感で艶やかな唇を演出する。人気色は、新商品EC1位に続いて総合でもランクインした。(全6色、各1540円)

3位
“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”

「ディオール(DIOR)」

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合リップ部門・ディオール アディクト リップ マキシマイザー・ディオール(DIOR)

ヒアルロン酸やチェリーオイルを配合した新処方を採用。艶、高保湿、ボリュームアップの機能はそのままに、23年1月に生まれ変わったアイコンリップ。環境に配慮し、厳選した自然由来成分90%(ISO16128準拠)を配合する。百貨店・セミセルフでは首位に輝いた。(全25色うち1色限定販売、各4620円)

3位
“ラスターガラス リップスティック”

M・A・C

「WWDBEAUTY」2023年下半期ベストコスメ:総合リップ部門・ラスターガラス リップスティック・M・A・C

シアーで艶やかな発色が8時間キープする人気リップ。キー成分のラズベリーシードオイルやココナッツ油、ホホバ種子油などの植物性オイルにヒアルロン酸を加え、高い保湿力を持たせた。トレンドカラーで染めながら、ふっくらとしたしなやかな唇へと導く。(全34色、各4400円)

\ バイヤーズコメント /

「『 M・A・C 』の大人気リップが引き続きランク上位に。『ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)』ではARメイク対応で、カラー選びもサポートしている」(小暮彩子・ZOZO カテゴリ推進部コスメブロック ブロック長)。

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PHOTO:KOUICHI IMAI
TEXT:AKIRA WATANABE

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