ワコールの機能性コンディショニングウエアブランド「シーダブリューエックス(CW-X)」は11月14日、都内で会見を行い、体を動かすすべての人のコンディショニングをサポートしていく「Team CW-X」を発足させたことを発表した。チームのキャプテンにはマリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が就任する。これまでのキャリアの中でもキャプテンに就任するのは“初”となるイチローは、「いいんですか、僕で。キャプテンやったことないし、キャプテンの資質に欠けていると言われていた。これはハイリスク」と自虐しながらも、「リスクかけないと成果は出ないですからね。頑張ります」と意気込んだ。
同ブランドはテーピングの原理をタイツに組み込んだアイテムを開発していて、イチローはアドバイザリー契約を結ぶ2002年以前から愛用していたという。「アメリカに挑戦する2000年がスタートだったと思う。そこから毎日着用しているってことは、それが“答え”です。ユニフォームみたいに、なくてはならないもの。相棒なんですよね。この先もずっとはき続けると思う」と語った。
「Team CW-X」のメンバーは、キャプテンのイチローをはじめ、副キャプテンの髙木美帆、福士加代子、PR大使のYouTubeグループ・Fischer's-フィッシャーズ-、さまざまな競技のアスリート総勢39人で構成される。ブランドスローガン“Be better you(より良い自分に)”を体現するアスリートたちが、コンディショニングの重要性やカラダを動かすことの大切さや楽しさを伝えていく。
川西啓介社長は、イチローに「期待しています」と声をかけ、「スポーツは、老若男女いろんな方がいろんな思いを持って向き合う時間。キャプテンを中心として活動を通し、それぞれの方をエンバワーメントできたら、これほどうれしいことはない」と話した。
発表会にはPR大使のYouTubeグループ・フィッシャーズと、副キャプテンの福士加代子らも参加。イチローがフィッシャーズに向けてストレッチを伝授する場面もあった。
また、イチローのキャプテン就任を記念し、オリジナルモデルの中からイチローが最も好きという2018年版タイツが数量限定で復刻される。この日お披露目されたイチローそっくりのマネキンは、チームの象徴として各イベントなどで今後展示される。