「ソマルタ(SOMARTA)」は10月14日、京都の寺院や日本庭園、美術などを巡る旅から着想を得たコレクションを披露した。会場となったのは、広大な日本庭園を有するレストラン「響 赤坂」。ランウェイには、着物や茶道といった日本伝統文化の要素をモダンに昇華させたルックが並んだ。
バックステージをサポートしたのは、「M・A・C」のメイクアップチーム。キーアーティストには、前シーズンの「ソマルタ」のバックステージメイクを担当したメイクアップアーティストの耕万理子(SIGNO)を迎えた。「和装をモダナイズしたようなルックに合わせ、メイクは歌舞伎の女形をもとにした目もとがポイントに。刀の歯先のような鋭いシェイプにしてモダンなゴールドを合わせ、フューチャリスティックにアレンジした」と耕メイクアップアーティスト。「アイラインを目の下のラインからまっすぐ平行に延ばして描くことで、凛とした強さを出した。肌はツヤ感のあるナチュラルスキンに仕上げ、ほんのりパーリーに輝く『イリデサントパウダー(シルバーダスク)』を頬骨に乗せてふっくらとさせた。リップは、コンシーラーで赤みを抑えた後に、『M・A・C ミネラライズ リッチ リップスティック(リュクス ナチュラーレ)』をのせてナチュラルに仕上げた。日本の伝統文化特有の"淋しさ"や"切なさ"のある表情をもたせた」と語った。
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